プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から九州までのクルージングも計画中

レーダーの取り付け

オカザキヨットのジュニアからレーダーの取り付けが完了したとの連絡が入った。それで、早速、仕事に出かけていた八王子から直接YBMまで帰ってルキア号のレーダーを見てきた。

まだサポートパイプはついていないということだが、おおよその取り付けは終わっていた。床に置いてあるときは随分大き目だなと思ったが、ルキア号に取り付けられるとやっぱり小さなレドームアンテナだった。

マリーナの中でレーダーに電源を入れて電波を送信してみると画面にレーダー画像が映った。電源入れるのも、あちこち触ってやっと。電源ボタン長押しなのね。ふむふむ。

画像をどう読むのかまだよくわからない・・・。
マニュアルの勉強をしなくちゃ。

横からレーダー正面レーダー

ジェットラーグさんとクルーズ

7月5日はアメリカからジェットラーグさんが日本に来た。娘さんもごいっしょだった。
そこでYBMまで足を運んでもらい、ルキア号で油壺のシーボニアまでクルーズしていただいた。楽しい一日だった。

ジェットラーグさんは上級のパイロットだ。飛行時間は14000時間以上。野球で言えばメジャーリーグ。それもトップスタークラス。日本で行われるある重要な会議に出席するためにやってきた。その合間を縫ってクルージング!それも初対面の人と、カヤックを積んだ怪しいボートで!といわれてもしかたないような状況だが、それが可能なのがブログの不思議なところだ。

まみちゃんは飛行機に乗ると、離着陸は必ず涙目になるほど飛行機が怖い。だから命を託す機長をいつも尊敬している。

どんなに乱気流の中に入っても、
「大丈夫ですよ」
といつもアテンダントの人に言葉と笑顔で支えられている。
まみちゃんのそんな話をしたら
「あれはマーケッティング」とジェットラーグさん。乗員は常にお客様に安心を与えなければならない。例えばエンジンが停止しても、計器が落ちてしまってもお客様には大丈夫であると伝えるとのこと。

「たいへんな事態ではあるけれども、その一方で、大丈夫だという確信もある。例えば、自分はエンジンがボンボンと爆発して火災が発生し、片方のエンジン停止した経験もある。そんなときでも、それまで何度もシミュレーターで経験しているので、決められた手続きを手順どおりこなしていける。だから大変だとは思わない。大丈夫だと思って対処する。」
と言っていた。<大丈夫ですよ>はことばだけのマーケティングではない。

飛行機は空中で止まれない。燃料は刻一刻と減って行く。止まって考えられないからすぐに判断しなければならない。ボートとはそこが違うともいう。ボートやヨットにもシミュレーターがあるといいと思った。あるのかもしれないけど。

ジェットラーグさんの船はシーレイの31。これは奥様が決めたそうだ。
アメリカの船は概して女性に選択権がある。エクステリアのデザイン、内装、家具の品質、色のコーディネーション。まるで家選びの感覚だ。

アメリカの場合、まさにボートは家であり、ボートを購入すると税制的にもローンが減税対象になるらしい。ただし、そのボートにはギャレーとトイレがついていることが条件。生活することができるから住宅ローンとして見なされるということか。日本でも考えてみたらどうだろう。景気対策にもなるかも。もっとも、トレーラーハウスも日本では家としてみなされないから、先は長い。そういえば昔、まみちゃんが起業したころ、家はコンテナハウスにしようか、トレーラーハウスにしようかといろいろ調べたっけ。そのときローンが組めないのであきらめた経験があった。

日本でもこのところ
FR−23
FR31の豪華バージョン
トヨタのポーナム28L
ヤンマーEx33
など、クルーズ性能や釣りの性能をスポイルせず、内装にも力を入れ始めたボートがぼちぼち出始めている。兆しはあると思う。ファミリーがコンセプトとなれば今後、女性が選択権を握ることは間違いない。

ジェットラーグさんはボートを購入すると、すぐに次のボートを考えるという。うらやましい。もっとも、実現するかどうかは奥様次第だが。

ジェットラーグさんが次に考えているのはロングクルーズができる船だ。娘さんのひとりはすでに大学に進学。来日したジュリアもいろんな大学を検討中とか。二人とも大学進学となれば、アメリカの大学は全寮制だから残るのは奥様と二人。そこでマリンスポーツ中心のシーレイからロングクルーズ船に興味が変わるというのは良くわかる。

ジェットラーグさんが興味を持っている船は
ノードヘブン http://www.nordhavn.com/
ノルディックタグ
アルビン
ミノア(それでこのブログにたどり着いた)
みなSALTYな船だ。(ソルティとは日本語で渋い船)
ぼくも思わず、うなずいてしまった。

山ほど船談義をして、あっという間に一日が終わった。
いっしょに来たお嬢様はずっといっしょに船に乗ってくれたが、たいくつそうで申し訳なかった。みさきがバイトで一緒ではなかったが、日本語がしゃべれない子と英語がしゃべれない子が遊ぶとどうなるのだろうか。

とてもきれいなお嬢さんで、YBMのイタリアンレストランのブルスケッタのスタッフも、そのかわいさにびっくりしてたよ。みさきもかわいいと思ってたんだけどねえ。


Taka&Markn海上自衛隊の船イタリアンレストランでルキア号の前で

恐るべし、GARMIN

先ほど、横浜ベイサイドマリーナへ行ってルキア号の工事の様子を見てきた。今度のレーダーの取り付けは、

既存のマスト灯用の柱に支柱をつけて強度を上げ、そこにフルノのレドーム型のレーダーを取り付ける

というスタイルとなった。それをしないと、レーダーが重く、パンチングしたときにもたないとのこと。工事は今日中では終わらず、来週中に動くということになるらしい。残念。
明日は、シーボニアあたりまで遠征するのはどうだろう。

ジェットラグさんからGarminのレーダーを自分で取り付けたというコメントをいただいた!すごい。

GarminのWebサイトを調べてみると、驚いた。Raymarine社以上にマリン機器のネットワーク化が進んでいる。
アメリカはモジュールどうしのインターフェース規格をつくり、機器をネットワークさせて使う技が強い。日本は弱い。

パソコンはアメリカの規格。パソコンの場合、どのメーカーのパソコンを購入してきてもどのメーカーのプリンタともつなぐことができ、メモリやSDカード、カメラなど、USBに差し込むだけで動く。これは便利だ。

船の場合も、GPS、レーダー、オートパイロット、風力計など、どのメーカーのものを取り付けても簡単に動くといい。

レーダーから発せられる情報を交換して、船どうしが交信して、
相手がどの方向に向かっているのかとか
故障して助けを求めているのかとか
いろんな船の情報をリアルタイムで知り合えたらいい。

船上からGPS上のマリーナをクリックすると、
マリーナに停泊する予約ができるとか、
ホテルの予約も可能とか、
漁港のお奨めの店がインターネットを通じてダウンロードできるとか
ハンディのGPSを持ち出して歩くと、マリーナからその店まで道案内してくれるとか

そうしたことができるといいのに。

ルキア号の機器はすべてスタンドアロン。オートパイロットもレーダーもGPSも勝手に動き、情報交換しない。
もちろん、日本製のレーダーも、個別にはそうしたことをやれるようだが、どのメーカーもバラバラに動いているようなので、パソコンのようにどのメーカーのものを購入してもOKというわけにはいかない。

パソコンの世界ではモジュールどうしをつなげるネットワークの規格でことごとく日本は敗れてしまった。船もそうなりそうだ。
このあたりの見通しについて、ジェットラグさんに聞けそうなので明日聞いてみようと思う。

ジェットラーグさんが日本に

アメリカ在住の航空パイロットであるジェットラグさんが国際会議に出席するために日本にやってくるのだという。かっこいい。
「自分でジェット機を操縦してくるの?」とまみちゃん。うーん、それはないだろう。

忙しい会議の合間をぬって、日曜日にお会いすることになった。ものすごく楽しみだ。
まだお会いする場所ははっきりとは決まっていないが、横浜ベイサイドマリーナになると思う。
「ルキア号もみたい」
とのことだったので、ルキア号にもご案内しなければ。掃除、掃除。洗艇、洗艇。
むさくるしいところですが、よろしければ・・・。

お嬢様も日本語教育もあって日本にいらっしゃるみたいだ。

ジェットラグさんは日本人だから、ひょっとしたらバイリンガルの女の子とは思う。僕は外国から来た人と話すときは下手な英語をしゃべりたがる癖があるので、へんなおじさんと思われないように分をわきまえなければ。

かといって、僕が流暢な日本語をしゃべることができるかというとそれも怪しい。講師で話をするときは、最初のうちは標準語のつもりでも、30分くらいたって、話が波に乗ってくると、たいていひどい名古屋弁になっている(らしい)。もちろん河村たかし市長のように下品な名古屋弁ではないが。まみちゃんも、プレゼントを何にするのか、あれこれ考え、盛り上がっている。

オカザキヨットのジュニアから沿海仕様への仕様変更手続きの請求書が来た。法廷備品を除くルキア号改造の費用と、申請手続き料は代行代も含めて20万円くらいで納まった。
あと、全国の詳細図が入ったGPSプロッタ魚探は不二ロイヤルの新古品となり、13万円弱で済んだ。これはラッキーだったかも。これで、安心して遠くへ行ける。

今進行中の作業は、ルキア号にプレジャーボート用レーダーを取り付ける作業。FURUNOの。レドーム型のアンテナだけが中古で後は新品。
例によってまみちゃんがいろいろと価格交渉を行っている。レーダーの取り付け台もまた親方がつくるのだそうだ。どんな形になるのか楽しみだ。

おっと、レーダーの取り付け工事はジェットラグさんの来日にまにあうのだろうか。

母親とボート

今母親は80歳。体のいろんなところに爆弾を抱える。ここ数年、めっきりと体力が衰えてきた。

母親が血液の病気を抱えているのはもう30年になる。先日、その母親が倒れた。妹がたまたま母親の側にいたので、助かった。

原因はいよいよ造血機能がおかしくなりつつあること。極度の貧血になって目の前が真っ暗になった。妹から知らせを受け、急きょ横浜から夜中に車を飛ばし、名古屋まで帰った。

ここ数ヶ月、こうしたことを何度か繰り返し、定期的に輸血さえすればなんとか今の生活が維持できることがわかり、僕達は横浜に戻っている。関東圏で仕事をしないと経済的にまずいことになることもあって。

まだ、「介護」というほどではないが、細々とした身の回りのことは今は妹の世話になりっぱなしだ。ほんとうに家族はありがたい。

ボートやヨットにのっている人は僕よりも少し年上の団塊の世代以上の人が多く、認知症のケアなど、より大きな介護の問題を抱えていらっしゃる人が多い。僕の場合、「未曾有の不況」もボートに乗れるか乗れないかを左右するが、家族の介護問題は、生活基盤の根底から大きな影響を与えるから、介護でまた<船がピンチ!>になってしまう。そもそも、介護をするために、仕事の仕方を変えなければならないかもしれない。介護問題は経済問題でもある。

一昨年、シーレイ230DAを購入して海でピョンピョンはねていたとき、母親に
「ボートに乗って魚を食べに行く?」
と、半ば冗談で聞いたら
「行きたい、行きたい」
といっていた。それで、計画をしてみたが、シーレイはあまりにも極端に海を跳ね回るし、乗り降りが厳しいのでちょっと心配になり、イベントが延期になってしまった。その後、母親は急速に体力を落としてしまった。

今は波切りもよく、乗り降りもしやすいミノア29だが、今の母親の状況ではミノア29も難しい。ためしに、半ば冗談で東京湾から大島あたいまで乗ってみるかと聞いてみると
「うーん、今はねえ」
と消極的になっていた。当たり前だが。

ただ、母親は典型的な日本人なので、「ボートに乗りたいか?」と聞かれれば、僕が喜ぶと思ってそう答えるところがある。人が喜ぶことが嬉しいのだ。
そんな演技?かもしれないことを百も承知で、あのとき、無理して暴れるシーレイに乗って波しぶきの中を走っておけば良かったと思う。

みさき 久しぶりに家でくつろぐ

今日はひとり娘のみさきが久しぶりに家に帰って来た。女の友達と共同生活を始めてだいたい3ヶ月になる。

専門学校の授業料と家賃以外は親の世話にならないということで自分達で下宿し始めた共同生活だったが、なかなか目標が達成できない。

若い人たちにとって、今の世の中はとてつもなく厳しい。なんせ、仕事がない。とうとう全国平均で失業率が5.2%となった。鹿児島は有効求人倍率が0.22だそうだ。関東圏はそれほどではないにしても、自分がやりたい仕事を見つけるのはなかなか厳しい。

みさきはこの3ヶ月、いろいろとバイトを変えた。交通費よりもバイト代の方がかかるような仕事もあったらしい。お金を使うのがもったいないのであまり食べておらず、随分スリムになった。本人は喜んでいるが。

今の仕事はマンションのコンシェルジェ。親から見ると、みさきには到底不可能と思われるような仕事だ。だけれども、マニュアルがあり、教育があり、スキルアップの試験があったりして、経験がなくてもなんとかできるような仕組みができている。バイトの時間がもらえないので、収入が少なくて稼ぐのは難しいようだが、ありがたいことだ。

マンションの住人であるお客様には気に入られているようなので安心した。特におばあちゃん達には。家が仕事場であったせいか年配の人とはなんとかうまくやれるが、若い人との関係をつくるのはそれなりに苦労しているようだ。

自分の学生時代はどんな仕事でもやりたければできた。当時、世の中に普及し始めたパソコンを使えばどこにでもビジネスチャンスがあった。能力のあるやつは学校にも来ずに起業した。今の若者はそういう時代と比べると、あまりにも苦しい。起業といってもなにか投資を得ることが目的のような起業だったりして面白みがない。かといって、バイトから正社員と言っても道は遠い。

夜遅くまでいっしょにデスノートとかブリーチを見たり、やり残した仕事をまたやり始めたり、「しろくまアイス」を3人で食べたり、iPodにダウンロードしたExileの曲を無理やり聞かされたり、

みさきが帰ると3人でいっしょに生活していた怠惰な生活ぶりに一瞬で戻る。

アンカリング効果とヒューリスティックス

まみちゃんが検定で落っこちたあの日は、日本はとても暑くて、真夏日だった。まみちゃんは腕まくり(ほんの少しだが)をして検定車に乗ろうとしてしまった。教官は、目ざとく受験者が腕まくりしているのを<発見>した。(ほじくるな!とはいわないで聞いてね)

ヒューリスティックスということばがある。必ず正しい答えが導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることが出来る方法。この場合、「腕まくりしている生徒は安全意識が低い」というヒューリスティックス。これだけで正解に近い解を得ることができる。バイクは長袖が必須。安全性を考えると極めて重要な事項だ。特に検定では。

海では「観天望気」も典型的なヒューリスティックスの例だ。
日がさ、月がさが出ると翌日は雨、
朝焼けは雨、
夕焼けは晴れなど。
こうしたヒューリスティックスで、効率よく意思決定を行っていくことができる。いろんなもの造り現場がこうしたヒューリスティクスの蓄積によって支えられている。ソフトウェア開発では、ベテランの開発者がやはり強いのはこうしたヒューリスティクスをたくさん持っているから。

アンカリング効果とは、認知的なバイアスの一種。特定の価値感がその後の意思決定に広範囲に影響を及ぼす現象のことだ。

その後、教官は「この生徒は安全意識が低い」というヒューリスティクスがアンカリング効果となり、つぎつぎと安全に関する技能について、バイアスが働いたということがあるかもしれない。(実際に、担当した教官の人の判定の正確さとはまったく無関係です。あくまでも例えです。ごめんなさい。)

大型自動二輪の検定を警察で受ける場合、検定官はほんの5秒で決めてしまうと言われている。検定には結構時間がかかり、効率よく判定しないといつまでも終わらない。そこでヒューリスティックスが活躍する。

ほんとうは、検定ではより正確に判定して欲しい。だけれども、それも世の中だ。ヒューリスティックスとアンカリングは実際の人間の社会ではいたるところで起こっている。
部下に対する評価、上司に対する信頼・・・、いろんな人間関係が、小さなヒューリスティックスでゆがんでしまうのかもしれない。
「駄洒落を言う上司はセンスが悪い」
「会議に遅刻をする担当者は仕事をなめている」

ヒューリスティックスは応用(悪用?)することができる。例えば、きちんとした服装で、きちんとした態度。それで検定に臨むと安全意識が高いというヒューリスティックスが働き、アンカリング効果でその後の判定が次々にいい方に転がるかも。

ロングクルーズはのんびりが性に合う

ペーパーキャプテンさんから貴重なコメントをいただいた。

■後進で海草を巻きつける
■浮遊していた太い竹が、ラダーとラダーポストの間に挟まる
■古タイヤがラダーにすっぽりはさまる

こういうトラブルのときは、どうやって対処していいのか、正直わからない。ルキア号に古タイヤが挟まったら、潜ってもナイフでは取れない。タイヤにロープを通して、船首のウィンドラスとかでひっぱるのかな?もっと悪い事態になりかねないかも。悪あがきせずに、携帯でBANか。

ルキア号はダブル舵の船。水流や浮遊物は必然的にダブル舵の間に吸い込まれるように通るわけだから、大きさがピッタリのものなら、挟まりやすい形状ともいえそうだ。バウスラスタもあり、微妙な小回りが効くし、一軸船とはいえ、極めて操船しやすい船だけど。

小樽からの回航ではエンジンが新しかった。今度はどうか。整備は行っているが、やはり故障もありえる。部品は持っていくつもりだが、どうやって交換するのかは・・・正直やったことがない。

これまでのトラブルでは、

1 大洗沖でドン鈍い音がラダーあたりから聞こえたことが1回。波ではない。このときはすぐに停船して調べたが何もなかった。なんだったのか不明。
2 飯岡の漁港の岸壁よりのところをうっかり通ったら、ラダー下部が薄っすらと海底を擦ったことが1回。このときはヒヤッとした。
3 たぶん、木更津だと思うが、ペラに古びたロープの破片のお土産を絡ませて帰って来たことがある。抵抗にはなっていなかったが・・・。

知らない地方に入るといろいろあるだろう。例えば、三河湾の日間ヶ島あたりでは、漁港内でもかまわず潜水している漁師さんがいる。船があるので潜水していることがわかるが、他の地域でも多かれ少なかれ、そういうことはあるのだと思う。

初心者が試行錯誤で操船しているわけだから、かなりの幸運でここまで来れたと思う。

今度夏の西日本方面の航海は、シーズンでもあるし、瀬戸内が中心で、北海道のように波は怖くないかもしれない。でも瀬戸内は漁船、フェリー、貨物船など船が密集している地域。海底も複雑。航路も独特。海流や魚網もあり、危険度は高い。

そのため、無駄に沖合いを走るし、昼間のみの航海なのと、鈍足なので移動効率はあまり良いほうではない。日本の海の歴史に触れながら、みなさんが普通にやっている初心者クルーズをつないでいくという感覚で航海する。陸には移動手段があるので、仕事をやりながらのクルーズとなりそうだ。

安全第一。新聞に載らないように。

まみちゃんいよいよ限定解除の検定

一昨日、まみちゃんは予定通り普通自動二輪AT限定解除の既定である5時間で「みきわめ(検定を受ける技能を修得しているとの評価)」をもらった。まみちゃんにとっては自動二輪の教習は一種のエンターテイメント。スラロームが気持ちよかったそうだ。

最初からMTコースに挑戦するべきだった。自動車とは違い、バイクはMT車の方がクランクや一本橋が簡単だからだ。
AT限定のコースは全部で16時間。限定解除は5時間。あわせて21時間。
自動二輪のコースは全部で20時間。
わずかしか差がない、と思うのが落とし穴。途中で免許の書き換えが必要だし、検定が2回になるので思ったよりも時間はかかってしまう。

スクーター(AT車)は自動二輪の入門ではない。別物だ。
AT車はGマジェスティ。CB400に比べて、重い、小回りは効かない、微妙なアクセルワークが難しく、速度調整が難しい。ATの4時間のアドバンテージはあっというまに使い果たしてしまう。まみちゃんもAT車の免許で16時間のところ、19時間かかってしまった。

考えてみれば、マニュアル車の課題は左足のシフトチェンジと左手のチェンジレバーの操作の習得だけ。クランクや一本橋の課題はむしろ簡単だ。MT車に乗る可能性や大型を取る気が少しでもあるなら、最初からMTコースを選んだ方がいいと思う。

さて、今日はいよいよAT限定解除の卒業検定。恐らく合格するだろう。
12時になって電話が入った。合格だったと思って<おめでとう>と言おうとしたらなんと不合格!!!!。
「すごいショック!」
と言っていた。僕もショックだよ。

後でアルピナで横浜のタイクーンに行き、色々と聞きだすと・・・。
スラロームとか、クランクとか、一本橋はまったく問題なかったらしい。ただ、交通法規ではいろいろやってしまっている。

今日は暑かったので腕まくりしたまま検定を受けようとしたら
「それで乗るの?」と言われたとか。本人はちょっと手首が出ているだけと思ったというが、恐らく減点。

途中で検定官に
「早く行って」と言われたとか。これもメリハリがないということで恐らく減点。

検定の後で、
「発進の時、後見てた?」と言われた。もちろん本人は見たつもり。でも、動作が早いのかな。恐らく、これも減点。
まみちゃんは動体視力が良く、ディスプレイの確認や車の確認は人よりも恐ろしく速い。視野も広い。確認動作が早いのだ。これが良くなかったらしい。検定用の動作じゃなくちゃ。

「針路変更のときの合図とか確認、ちゃんとしている?」とも。3秒前、30m前ルールが徹底していなさそう。

急制動ではちょっと減速が早かったのか、やりなおしをしている。

コースも間違えたとか。コース間違えは減点にはならないが、正しいコースに復帰する再にいろいろやらかして減点されることが多い。他の検定車も多いし。

極めつけは、道路上の障害物を避けるときに、対向車線にはみ出なければ行けないが、ちょうどそのとき対向車線からバイクが来た。停止せずそのままはみ出したら停止命令を受けたそうだ。
「話をしながらゆっくり来るので行ってもいいと思った。」という。ちょっと検定では理由にならない。恐らくここでも減点。
検定が終わったら
「うーん、ちょっと点数が足りんと思うよ」と言われたとか。

ほとんどバイクには乗れて入るとは思うけど、残念だった。しょぼん。受付の人たちも厳しい先生ということで、ひそひそ話で「今度の先生は違うからね」と言ってくれたそうだ。
この学校、検定の合格率は今日も50%以下。同じ日に検定を受けることになった女友達の教習生も落ちた。僕が通った学校は検定では合格が多いが、みきわめをもらうのに時間がかかる傾向がある。どっちがいいかは一概には・・・。

ウェットスーツを購入

ロングクルーズでは、ロープを絡ませるトラブルが心配だ。そこで、潜って舵周りの点検ができる能力を身につけたい。理想的にはスキューバダイビングのライセンスをとることだが、目的はペラに絡まったロープをはずすことのみ。今すぐ対応できることを考えるなら素もぐりしかない。

前回、自分で潜ったときに、素潜りで目一杯息を肺に貯めるから、なかなか沈まなくて往生した。かといって息を貯めずに潜れば水中の時間が長続きしない。それで2mのチェーンを体にまきつけたが、これは危険。体が沈みすぎ、ロープを離したらこのままマリーナの底に沈んで上がることができなくなるのではないかと、結構緊張した。

素肌で潜ったら、浮上してくるときに船底の貝で怪我をした。やはり大事故とならないよう、またそこまで行かなくても怪我をしないように、きちんとした装備が必要だと思う。

というわけで、器材をそろえるために、横浜のダイビングショップを調べた。それで、関内にある「MIC21本店」という店があることを知った。大きな規模のダイビングショップだ。横浜市内に引っ越してきてまだ3ヶ月。こんな家から近いところに、こんなにいい店があるとは知らなかった。

店に入ると、インストラクターをしているという定員さんがいた。
「ボートのペラに絡まったロープを切るためにウェットスーツ一式がほしいんです。」
と告げると、店内の買い物ツアーが始まった。

1 水中眼鏡と曇り止め
随分やわらかい素材でできていて、バンドがなくても顔に吸い付く。吸盤のようだ。なかなか良い。色は黒ベースにめがねの縁が赤のもの。

2 シュノーケル
次がシュノーケル。これは黄色のを購入。海では目立つのがいいと思い。

3 足ひれ
足ひれもあるといいということで、素足に履くお気軽なものを購入した。色は黄色。履いて歩ける。シュノーケルと同色。水中で無駄な体力を消費しないと思う。

4 ウェットスーツ
問題はウェットスーツ。これは既製品のセパレートタイプのを購入した。試着してみると、ピタッとしていていい感じ。これなら秋になっても海に入れそうだ。素肌に着ることができるタイプらしい。

5 ウェイト
ウェイトは店の勧めで2kgまで。重すぎたら1kgにする。それで充分なんだとか。バックルと黄色いベルトも購入した。

6 ナイフ
ステンレスは意外に錆びる。チタニウムは錆びないが切れ味はやや落ちるとのこと。ナイフは教えてもらったもののようにパンきりナイフもいいかと思うのだけれど、「恐ろしく切れる」というブランドらしいので購入してみた。

7 ブーツ
後はカヤックをやるときに履くブーツも購入しておいた。そのまま上陸もできそうなので便利だ。

こうした装備があれば、シュノーケルで空気を吸ってからすぐにロープの位置まで下がれるだろう。1回30秒として、息継ぎをしながらでも3〜4回あればロープを切るくらいはできそうだ。これで、かなり安心感を得ることができた。ウェットスーツがあればカヤック遊びにも幅がでそうでいい。

スキューバダイビングは4日くらいでライセンスがとれるとのことだった。ライセンスの取得ともなると、自分はどうしても熱中してしまう。なので、まみちゃんは、差し迫っている開発の仕事を済ませてからという。僕自身、仕事が停滞するのは怖い。

「パラオとかでライセンス取れないんですか?」とまみちゃんが店員さんに聞く。
「ありますよ。旅行会社と組んでいるので。」

そうなんだ。海外で取るのかあ。確かに、海外でライセンスを取るのは楽しそうだけど、スケジュール的には日本を離れるのは厳しそうだな。まあ、ダイビングは面白そうだとは思うけれども、僕にとっては今のところはペラに絡まったロープの対処能力。先の楽しみにとっておこ。

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