プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から沖縄までのクルージングも成功、様々な寄港地での人情をご紹介。

伊江島は今日は晴れ

t_IMG_3374機関長が伊江島の船だまりにルキアを槍付けで係留する事ができるブイとロープを作ってくださった。
機関長は昨日、海中に沈められたトンブロックに係留ロープを結びつけるため、寒い中を潜ってくださった。実際に係留してみると浮き桟橋に着岸するよりも簡単。

IMG_3378「さあ見てください、この美しさ!」
と思わず○ャパネットのような叫び声をあげたくなるような透き通った海。
これ、伊江港です。



IMG_3379IMG_3411今日は温かくなったので、生後ジャスト4カ月のオーシーの「さくら」をルキア号に乗せて水納島までクルーズに出かけた。
デッキに出ると、じっと海を見つめている。君は何を考えているのかな?

水納島に着くと、これから干潮だというのにかなり水位が低い。着岸する場所が不安だったので入港する事を諦め、水納島の南の浅瀬でカヤック遊びをした。

IMG_3394さくらをカヤックに乗せた。
とても危険だったので、すぐ止めた。
水が好きで、すぐに海に入ろうとするが、さすがに深いところはまだ怖いようだ。
オーシーはでかい肺をもっているせいか、みんな泳ぎがうまいとか。


IMG_3409まみちゃん、元気です。
やっぱり温かいところは体にいいらしい。

伊江島は、この世の天国。



はじめての船検

登録から5年たって、ルキア号にも船検の期限が来た。
2年の中古で買ったから、早いものでもう3年経ったわけだ。

本来なら船籍のある横浜で船舶検査を受けなければいけない。まだ当分、船を横浜に戻す気はないから船籍を横浜から沖縄に変更することになった。
船籍を変更するのは書類だけで済む。面倒だが、これはまみちゃんが全部やってくれた。
問題は船検だ。

ルキア号の航海区分は沿海だが、沿海仕様の検査は上架しての検査が必要となる。
上架できるのは伊江島港。でも、伊江島の検査日程は最近終わったばかりで、次は2011年5月だそうだ。いい季節を乗れなくなるのはかなわない。
いろいろ問い合わせると、限定沿海に区分を落とせば海上に係留したまま、検査を受ける事ができるらしい。
本部港に船をまわせば、日本小型船舶検査機構の人が検査に来てくれるという。

SANY0013今日はその検査を受けた。機関長にいっしょに乗ってもらって本部港まで行った。波は1.5m〜2.0mで高かった。





SANY0015ついでに新しく家族の一員になった「さくら」(オーストラリアンシェパード)もいっしょに。この「さくら」の子育ては面白い。これをブログに書いたら、ボートブログではなくなってしまうと思う。毎日毎日事件だらけ。



検査は簡単だった。機関長が備品チェックリストのコピーをもとに、あらかじめすべての部品の期限をチェックしてくれていた。だから安心だった。

本部港に着き、検査を待っていると、予定よりも15分も早く検査官が来てくれた。さっそく検査開始。

検査官「備品はOKですね。火せんの期限が来たら新しいものに交換してください」
私「はい。」
検「積算計はどこにありますか?」
私「ここです。550時間です。」
検「はい。わかりました。550・・」(検査用紙に書き込む)
検「エンジンルームはどこですか?」
私「足元ですから、ちょっとどいて下さいね。(検査官が立っているところを持ち上げようとする私)」
検「あ、はいはい。(あわてて船の外に下がる)」
エンジンルームが開くと、
検「(懐中電灯で何やらチェックを済ませ)これは燃料タンクですね?」
私「水タンクです。」
検「では燃料タンクを見せて下さい」
私「部屋の中からは見えません」
機関長「後ろに回ると見えます。(といって検査官を案内)」
後から考えると、僕はちょっと態度が悪いな。反省。
燃料タンク、舵の制御装置(と思う)などをチェック。
検「航海灯をつけて下さい」
私「はい」(全部点灯)
検「OKです」

とまあ、こんな感じで15分くらいの時間で船検が終了した。沿海の検査の場合はもうちょっと厳しくなるようだが。


SANY0020一番時間を取ったのが、限定沿海にした場合にどこを母港にするのかという点。
ルキア号を離れて、横抱きさせてもらったダイビングスクールの船の上でみんなでディスカッション。
横抱きを快く承諾してくださったダイビングスクールのスタッフさん、ありがとう。ディスカッションの論点は・・・

母港を伊江島にすると沖永良部まで行けるが、久米島は行けない。慶良間は行ける。
那覇にすると久米島は行けるが沖永良部は行けない。
もっとも久米島は波が半端ではないので、ルキア号で行くかどうか。
というわけで伊江島を母港に選んだ。というか、実際に伊江島が母港だし。
とても親切なJCIの検査官さんでした。よく、意地悪に装置の場所の質問をされるというが、たぶん、装置の場所は聞いた方が速いから聞かれるのだと思う。

帰りは風が強くなったので、伊江水道を避けて水納島の島影を通って帰った。それでも波が強かったが、ルキア号はしっかりとバランスを保ちながら「母港」の伊江島に無事帰ることができた。

オーストラリアンシェパードの「さくら」は途中、テーブルの上にゲロを吐いてしまったが・・・。

ノルディックフォークってヨット、どうですか?

この季節は仕事の関係で、沖縄になかなか行けない。

横浜で海を見て過ごしていると、どうしても海に出たくてうずうずしてきてしまう。でもルキア以外にもう一台ボートを買う気はしないし、そんな余裕もない。

で、最近気になるのがデイセーラーだ。ヨットの事は知識が皆無で全然知らないけど、いろいろとインターネットで検索していると、デイセーラーは豪華クルーザーにはない魅力があって、なんとも面白そうだ。

特に、Nordic Folkという25フィートのヨットが気になる。

http://en.wikipedia.org/wiki/Nordic_Folkboat

 newf_3
(無断で写真を転載してます。)

    * Length (LOA): 7.68 m
    * Length on waterline: 6.00 m
    * Beam: 2.20 m, Sail area: 24.00 m²
    * Draft: 1.2m
    * Weight: 1930 kg (minimum)
    * Ballast: 1050 kg

・ロングキール(←保針性、耐波性に有利)
・喫水1.2m(←パワーボート並みで港を選ばない)
・バラスト比53%(←強風でも倒れにくいってこと?)
・ミノア29Dのハルとよく似た「クリンカー張り」風のハル(←静止安定性や強度アップにちょっとだけ貢献するらしい)


このボートにはBMというツアーバージョンもあるらしい。

bm_family_3

ノルディックフォークをベースに船室を膨らまし、9〜10Hpのインボードエンジンを載せて、マストとブームをアルミに変更したもの。内装はマホガニーとチークでシックな感じだ。

どちらも魅力がある。

スピードは出なさそうだけど、時化ちゃっても安心できるヨットに違いない。まあ小さいから取り回しも楽だと思う。
ああ、このヨットに乗って、相模湾を富士山を見ながらクルーズしてみたい。

伊江島からのお歳暮

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沖縄から帰ったら、伊江島の村長さんからお歳暮が届いていた。
もちろん村長さんとお付き合いがあるわけではないが、年末にまみちゃんと二人でささやかではあるが「ふるさと納税」をさせていただいたお礼なのかもしれない。

・ハイビスカスのお酒
・ラッキョウのドレッシング
・伊江島おっかー自慢のイカ墨じゅーしぃ(沖縄風炊き込みご飯)
の詰め合わせ。ありがたくいただきます。

伊江島にはルキア号の係留とか船だまりの空き地を使わせてもらうとか、いろいろお世話になっている。これからも漁港が発展するといいと思う。

伊江島は温かい

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今日は晴れたので、古宇利島に行く事になった。
でも西風が強く、本部町の北側の海岸では3m程度の波があり、あまり楽しくもないので引き返す事になった。

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水納島のまわりの3mくらいの浅瀬でアンカリングした。
使ったアンカーは機関長が用意してくれたタコ足アンカー。手作りだ。漁師さんたちがよく漬かっている。非常に小型だが、ガシッとかかる。東京湾では使った事がないが、便利だ。15ノットくらいの風や0.5ノット程度の潮流なら問題ない。ダンフォース型のアンカーは岩場ではそもそも効きにくいし、効いたら外せなくなる可能性が高い。

このアンカーをはずすときは、アンカーロープをクリートに結んでそのまま船を前進させればよいそうだ。もしアンカーのステンレス製タコ足が曲がっても、港に戻ってパイプなどで元の形に戻せばいいらしい。僕たちはアンカーが打ってある場所の真上に船を持って行って手で外したが・・・。

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水納島は数人の観光客しかいない。島の裏側のクロワッサンの湾曲部に行ってみた。静かな浜辺だった。

12月なのに、日差しがあると暑いくらいだ。

夜は突然だったが機関長の家に行って、奥さん機関長と4人で話をした。
機関長はお父様の跡を継がれた事がわかった。船乗りの家だ。
とても居心地のいい家だった。

伊江島は、気温もそうなのだが、人が温かいところだ。

美ら海水族館へ

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天気が良くなってきたので、もとぶ元気村のレストランに行く。
今日は機関長は同船しない。同コースを通っておさらいだ。

リーフが多い場所なので入港の航路は注意を要する。浅瀬を示すバーのラインを目安にすれば大丈夫。
一昨日は3mを超す波だったが、今日は2mほどまでだったので、楽々入港できた。

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事前連絡してあったので、スタッフの人がもやいを取ってくださった。

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もとぶ元気村のレストランで食事をした。シーズンオフなのでガラガラ。

歩いて30分くらいの距離にある海洋博記念公園の「美ら海水族館」へ行ってみた。冬だけど、かなりの人がいたのが驚きだった。もっとも気温が17度もある。冬とはいえない。日差しの中を歩いていると汗ばむほどだ。

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ちょうどイルカショーが始まった。これは見ものだ。ちなみに無料!

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せっかくだから、美ら海水族館に入る。

美ら海水族館の水槽のアクリルパネルは世界最大らしい。幅22.4m高さは8.2m。(今はドバイに抜かれたらしいが)
パネルの接合部分らしきところをよく見ると分厚いアクリルパネルである事がわかる。
じんべいざめが優雅に泳ぎ、餌を大きな口から吸い込む姿は雄大。伊江島から近いので、また来ようと思う。

その後、もとぶ元気村まで歩いて帰ったので良い散歩となった。

伊江島への帰路は8mくらいの向かい風。波も高くなく、操船は楽だった。オートパイロットを使ったくらい。

なんといつもお世話になっているM社長がお迎え。機関長から「ルキア号は、伊江島に後10分で着くから」という連絡が入ったらしい。

どこでどうやって僕たちの動きを察知していたのか・・・。レーダー?望遠鏡? メールでどうやって察知したのかを尋ねると、
「船乗りは経験と感と予測が命」
とのお言葉をいただいた。ありがたやありがたや。

マリンピアザオキナワに行って来た

天候が悪い。そこで、伊江島の周りをクルーズする事になった。しばらく走っていないので、ルキア号の調子を見る事も兼ねて。
今日は機関長が休みをとってくれて、いっしょに乗ってくれた。

伊江島の東端にある避難港に行った。船が数隻係留されているだけで、他には何もなかった。緊急時には逃げ込める。

次は沖縄本島にあるマリンピアザオキナワに向かった。
伊江島と沖縄本島の間は海流と北からの風で波が高い。2-3mくらいの波にもまれたが、周期が長いので大したことはなかった。機関長もルキア号の耐波性の高さには感心していた。

マリンピアザオキナワは、海洋博の会場近くの施設。もともとは笹川良一氏の財団の施設だったところ。イルカにさわる事ができる。
冬場なのでほとんど人はいなかったが、それでも数組の家族がいた。

レストランで食事をして帰る。

帰り際、イルカの訓練を見る事ができた。投げた輪を拾ってくるところや、トレーナーのしぐさを真似ることや、ジャンプなど。イルカのレベルに合わせて訓練が行われている。ショーよりも訓練を見る方が面白いかもしれない。

今日はポンツーンに留めさせてもらったが、凪ならば岸壁係留も楽。

15:00に伊江島に帰港。

伊江島に帰る

久しぶりの沖縄だ。ANAで沖縄に着いた時、沖縄は深い雲に覆われていたがそれでも日差しは明るく、19度と暖かい。さすがに沖縄だ。パジェロを3カ月駐車場に残してあったが、うまくエンジンがかかってくれた。

伊江島のフェリー、グスクに乗船する際、機関長にお会いできた。3ヶ月の間、伊江島にこれなかったが、その間、ほんとうに機関長にはお世話になってしまった。

伊江島に着くと、ルキア号は伊江島港の浮き桟橋の裏側の空きスペースに仮係留されていた。ルキア号は完璧にしあがっていた。
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・船底塗装がきれいに施されている。
・フェンダーが横向きに取り付けられている。
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・チークのハンドレールとベンチがきれいに塗装されている。
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・(チェーンのカギがないので)どうやらキャビンドアの鍵も修理されているらしい。
・バウの先端に木製のステップボードが取り付けられている。
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・なぞのマークが付いている。
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海から上げる時にスロープを使う。その際、トレーラの正確な位置に乗せるためのマークかな、と思う。

先日、依頼されたエンジン用のジンクを伊江島に送付してあったので、たぶんジンクも交換されていると思う。(さすが機関長さん)

今日は日本列島を低気圧がすっぽりと覆っている。ここ伊江島でもとても風が強い。恐らく明日も出航してもしかたがないだろうけど、船内で楽しもうと思う。

泊まりは、機関長のお兄さんのトレーラーハウス。これがまたいい。

英語版「プレジャーボート航海記」

久しぶりのアップ。

実はニューポートのボートショーに行った時、フィンランドのサリンズボート社の社長に「ブログを英語に翻訳してくれ」と頼まれた。

自慢じゃないが、英作文は苦手だ。
それが、ミノアの世界における売上に影響を与えてしまうかもしれないミノアに関する記事を英語で僕が書き、アメリカ人やフィンランド人が読むのはどうかと思う。

いろいろ書きなおしているうちに、きちんとした文章を書くのがとても面倒になり、幼稚で間違った英語でも意味さえわかればいいやと思うようになって、すでに英語版「プレジャーボート航海記」を公開するようになってしまっている。

http://minor29dc.blogspot.com/

とりあえず、小樽からの回航と横浜から沖縄までのクルーズのレポート。
まだ途中だけども、アップ。

ニューポートのボートショー2010で栄冠を勝ち取ったボート

2011年に新しくデビューする新艇を対象に、ニューポートボートショーから優秀賞が授与される。ニューポートのボートショーは40回目というから随分歴史があると思うし、権威がある賞なのだと思う。

30フィート以下の部門にMinor25がノミネートされていた。やはり自分が乗っているボートの兄弟が評価されるとうれしいものだ。

http://www.cruisingworld.com/webfiles/NFNP_10.pdf

ノミネートされたボートは次の4艇
1 PURSUIT DC260
2 MINOR OFFSHORE 25
3 SEA LEGS 7.1M
4 CALLINEOTES 16 TENDER

カールにコンペティターを聞いてみた。なんと、水陸両用のボートが新しくデビューしていて、それが非常に強力なライバルなんだそうだ。Minor25はオールドスタイルのボート。面白い対決となった。

結果は「水陸両用車」が受賞することになった。残念と言えば残念だが、話題性という点から言ってそれはそうだなとも思う。

IMG_2930
SEA LEGS 7.1M

カールは残念だとは言ったが、また新たな目標ができたのでやる気が出てきたとガッツポーズしていた。アメリカ人はだから強い。

30フィート以上の部門でノミネートされたのは以下の6艇。
1 GrandBanks Aluetian 53 RP
2 AZIMUT 53 FLYBRIDGE
3 PALM BEACH 50
4 NORDIC TUG 39
5 BACK COVE 30
6 HUNT HBI RIB 30

最優秀賞はPALM BEACH50だった。これはオーストラリア製の美しい船で、操舵室からの360度の視界がまたいい。バウの先の海面もよく見える。ミノアのようにサイドにすぐに出られないのはちょっと不安だが、これくらいの船になるとクルー不足に悩まされることもなかろうから、それでいいのだろう。

VOLVOのIPSというポッドドライブを2基搭載しているところが技術的に進んでいるところ。IPSとは、船底にプロペラ付きのポッドが突き出ていて、そのポッドが360度ぐるぐるとどの方向にも回るもの。従って、ジョイスティックでバックも前進も平行横移動もできる。便利なものだ。重心バランスも良く、推進力を発生する効率もいい。

スタン側の海面から上の部分をグッと絞ったスタイルがクラッシクな雰囲気を醸し出している(Taka)らしい。

IMG_2952IMG_2958

もっとも、僕は買えるわけないので、値段も聞かず、座ってみるだけにした。下記にPALM BEACH50を紹介するサイトを掲載しておく。

http://www.ballastpointyachts.com/palm-beach-motor-yacht.htm
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