プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から沖縄までのクルージングも成功、様々な寄港地での人情をご紹介。

2009年01月

このピンチを乗り切るにはライフスタイルを変えるしかない

横浜ベイサイドマリーナに寄ってきた。目的は来年度の係留費支払いを分割にすること。ちょっとでも支出を減らして2月・3月・4月の動きを楽にすることがねらいだ。

ついでにルキア号の点検。エンジンをかけた。調子がいい。
今度はバウスラスタ。
左スイッチをオン...左スイッチをオン!・・・。ならば右スイッチをオン!!... 反応がない。
「こんな寒い期間に貝がつくはずはないな。ヒューズが飛んだか?」
と思って点検しようとしたら、スイッチの入れ方を忘れていた事に気が付いた。これは左右ボタンを長押しするタイプだった。一寸乗らないだけでも操作方法をコロッと忘れたりする。
「年を取るとそういうことが多くなるでしょ。」
と、まみちゃんから慰めになっていない慰めをしてもらう。が、こんな基本操作も忘れたことのショックが隠せない。

やっぱり定期的に乗らないと操船の「感」が鈍るし、舟にも悪い。いや、年か?

それにしても今回の不景気はやはり厳しい?。なんせ、マリーナに人がいない。桟橋に人がいない横浜ベイサイドマリーナは始めて。他の人も今はボートどころではないのかと考えてしまう。

でも、そういう予兆のようなものを見つけると、なんでも不景気に結び付けたくなるのは間違いかもしれない。ついつい自分の置かれている状況を他の人にも当てはめて主観的に判断してしまいがちだ。事実は今日は前線が通過するために最大風速14.8mが出ているようなコンディションであるということと、冬の最中であること。みんなスキーとかに行っているだけなんだろうけどね。

名古屋の移転は温かい支えがあって目処が立ちつつある。だが今度は東京だ。東京での生活を止め、横浜にアパートを借りて東京へ通うようにすればそれだけでもかなりの資金的な余裕が生まれる。無駄を省かなければならない。明日、横浜市内の関内あたりのアパートを捜しに出かけようと思う。わりときれいなルキアひとりもいないYBM

よし、やるぞ!

いずれさんから不動産の取得に関するコメントをいただいた。
短いコメントの中にあたたかさと人間の大きさと意志の強さを感じ、たいへん勇気がわいて来た。よし、やるぞ!という気になった。
人間の出会いはほんとうに不思議だ。

今度の「ファクトリー」は名古屋市近郊の田舎の都市にある。
うちの会社の取締役のゆかりちゃんが住む町だ。
その市の市役所に名古屋から移転することをお知らせしてきたが詳しい場所までは言っていなかった。
しかしゆかりちゃん情報によると、多くの役所の人が既に会社が移転する場所まで知っているそうだ。
やはり役所というのは市内の不動産の情報は詳細につかんでいるものらしい。うちは小さな会社なので工業団地の一区画というわけではなく、単なる一戸建てなのに。

移転するとその地元の内職の仕事が結構増える。IT会社でもパンフレットとかユーザー情報誌などのドキュメントの発送の準備をしなければならないからだ。
地元の人たちとの新しい出会いが楽しみだ。

今日も暗い話

会計事務所の先生の助手の女の子からまみちゃんに連絡が入った。

助手の女の子 「船、まだありますか?」
まみちゃん  「ありますよ。」
助手 「固定資産税は13万円になります。」
まみ 「覚悟しておきます。」

そんなやりとりだった。それにしても「まだありますか」ってそんな・・・。

もっとも会計事務所の子に感情はない。質問するのは淡々とした作業の一環のはずだ。でも今はナーバスになっているので、そんななにげない会話にも反応してしまう。
ミノアは29フッターの船の中では相対的価値としては安いとは思うのだけれども、うちのような零細企業にはボートそのものが景況によって「維持することが罪悪」にもつながる。

小谷和彦氏の「クルマじゃなくてボートを買おう!―サラリーマンでも持てる、海の別荘」
は今でも妥当な考えかただと思う。でも、世の中が萎縮すると、ボートは会社存続の為の優先順位としてはどうしても低く評価されがち。

でも会社の実績を見ると今年は増益増収で、月売上としては過去最高なんだけどなあ。
資金繰りの問題だけで・・・おかしい。ここはやはりいろいろ見直して、思い切った節約を行うしかない。

娘のみさきの下宿も安い家賃のところに移ることになった。

船がピンチ

今の金融行政は間違っている。予想していたように、2009年の1月からは銀行は貸し渋りや貸しはがしを始めている。僕達のようにリスクが高いIT事業者にはお金を貸さない。

世界的な金融危機はもちろん原因のひとつだが、もうひとつはグレーゾーン金利の撤廃を中心とする貸金業法の改正だ。
日本の銀行はリスクをとれない。なぜかというとリスクに見合った利益が出ないからだ。
例えば資金繰りのために1週間100万円を借しても今はわずか3000円しか利子をとれない。(これ木村剛氏の受け売り)
それでは誰も貸せないのは当たり前だ。

うちの会社は3−5月に集中して売れる季節商品のPCソフト。だから2月末まではほんとうにお金がなくなり続ける。
だからといって年間を通して節約をしすぎると利益が出たとき税金がたいへんだ。
だから銀行が貸さないとなれば、まみちゃんが個人で貯めたお金を回さざるを得ない。

そうやってここまでやってきたけれども、いつまでも賃貸マンションで営業していたのでは発展がない。
そこでいよいよ「ファクトリー」なるものを購入しようと探していたところ、気に入った物件があったので土地・建物の購入契約までしてしまった。
(1)「百年に一度といわれる不況」の中で。
(2)1年でお金が最もなくなる時期に。
(3)これから銀行が貸しはがしするかもしれないのに。
(4)気に入った!の勢いで。
(5)本当は何ヶ月もかけて探す計画だったんだけど。

もし銀行が貸さないといったらどうやって資金を調達しようか・・・。
今日、まみちゃんから出た提案は
「船を売る?」だった。
最悪、ルキアを売らなければならないかもしれない。そうなれば、このブログも閉店か?
それとも「ダメ社長の電脳ソフト放浪販売記」に衣替えするのか?

緊急時、ミノア29に何人乗れるのか

ベトナム中部クアンビン省の川で25日、約80人が乗った渡し船が沈没したという。なんと、通常12人乗りの小型ボートに80人乗ったという。
このニュースを見て、不謹慎だが「乗れるもんだなあ」と思った。

実際にルキア号で実験するわけにはいかない。しかし、小型ボートに「いざというとき」にどれくらいの人間を乗せることができるのかは知っておいてもいい。
「いざというとき」とは、あのハドソン川のように飛行機が東京湾に不時着したときのような場合だ。

ハドソン川の救助の光景を見ると、観光船のほかにボートが救助にむかっているのがわかる。結構、乗せて助けていた。
落水した人や沈没しそうになっている人を救助する場合もあるかもしれない。

ルキアは長さ8m、幅3m。喫水線あたりの面積はこの60%くらい。
排気管口の高さぎりぎりまでしか喫水オーバーできないだろうから、それがだいたい30センチくらい。
3m×8m×0.6×0.3m=4.32トン・・・意外に大きい。
60kg平均として70人以上になる。ベトナムの事例とピッタリだ。小型ボートに静かに人を乗せて運んだとき、沈むか沈まないかのレベルまで乗るとすると80人前後ということか。

この数字は150人の半分までは助けることができるということだ。
羽田沖で不時着があったときに備えて(←ないって!)頭に入れておこう。

回航のビデオ 北海道

北海道小樽から横浜ベイサイドマリーナまで回航したときのビデオ。
瀬棚港から出港してまもなくの映像。
結構、天候は荒れていないのだけれども波は高く、このときも苦労しました。


回航のときのビデオ

寛平さんがアースマラソンでがんばっている。
ほんと、無事でいてほしい。

僕も回航のときのビデオを公開。
撮影時期は2008年の4月28日。寿都港から出て弁慶岬を回りこむ直前くらいの場所だと思う。

比較的まだ落ち着いているけれども、この後30ノットを超える風が吹いてビデオどころではなくなる。ほんとうにシビアなときは写真もビデオも怖くてとっていられない。寛平さんたちはすごいなと思う。

100年に1度の不況

今生きている人のほとんどがこれまで経験したことがない不況ということだ。そうした情勢の中、プレジャーボートの利用状況ももちろん厳しくなるはずだ。日本のヨット・ボートオーナーの場合、医療、建築、IT関連が圧倒する。だからそれぞれ厳しい情勢の真っ只中の業界だからこれから冷え込んでくることも予想される。

うちの場合、ど真ん中的中!のIT構造不況業界。
最近では自治体からは
「来年度予算がとれないため、入札をしない」
との連絡がちらほら発生している。自治体の場合、入札公表前にコンサルタント的に引き合いがあり案件の予算化に向けて動くのが普通だ。もちろん新しい事業を起こすときは水面下で予算が組まれ、水面下で没になることは山のようにあるわけだが、それでも今回のように時期が押し迫っての事業取り消しは珍しい。やはり税収見込みが激減していることが影響しているのかもしれない。わが社の場合、自治体の売上は13−14%。ふたを開けるまではわからない。このまま水面下で崩れてしまい、激減することになるかもしれない。

となれば、ボートの利用も考えなければならないことになるかもしれない。でもボートはいったん購入すると<売ろうとしても買い手がない>。売るときは次のボートを購入するときぐらいだ。無限連鎖ボート地獄。それで横浜ベイサイドマリーナの船もほとんど変化がないのだろうか・・・・。

でもひとこと言わせてもらえば、マイクロソフトが5000人削減って、もし金融不安がなかったとしてももともと売れないと思うよWindows7。
マイクロソフトの戦略的失敗と金融不安をここぞとばかりに関連付けるのはやめてほしい。

うちのような小さな同族企業は悪いといっても常に悪いので、100年に一度といわれてもピンとこない。毎年のようにピンチになる。資金繰り地獄、売上不足地獄が来たかと思うと次は人手不足地獄。まあ、気をとりなおしてがんばるしかない。

ボートに乗ればやせる

40フィートを超えるような豪華クルーザーの場合は知らないが、ルキア号のような30フィート前後のボートの場合、
1)揺れる、2)狭い、3) 忙しい 
ために、ダイエットになる。

●揺れる

東京湾は平水域だけれども案外複雑な「ミニ三角波」の地域だ。
理由は遠浅の海岸がほとんどなく、垂直の護岸に囲まれているため。そこにひっきりなしに大型の貨物船が通り大きな引き波が立つ。その波は垂直の岸に反射して他の波と干渉し、どんどん複雑な波になっていく。

波が複雑ならば、船は複雑に揺れる。
クルージングの最中に座って操船することはめったにない。立った方が前が見やすいしバランスをとりやすいからだ。
バランスをとっている姿は、「腰まわし」、あるいはジョーバの運動量に相当する。

●狭い
ルキア号は29フィートなのに案外狭い。広いウオークアラウンドのレイアウトを採用しているためだ。便利だけど室内はその分狭くなる。
うしろのキッチンはかなり下がっていて、喫水線の下。ここに重量物を保管する。トイレに行くのも下の階。クルージング中はあがったり下がったりを繰り返す。

●忙しい
クルージングは案外忙しい。頭を大きく動かす。360度どこから他船が来るかわからないので。
クルーもいろいろやることがある。まみちゃんも
1 係留許可のために漁港の漁協に連絡を入れたり
2 フェンダーを出したりしまったり
3 もやいロープを準備したりつないだり
4 大声を出して陸の人と話をしたり(彼女の声は品川駅前の道路を挟んでもきっちり聞こえるよく通る声だ)。
いろいろとせかせか動き回る。漁港が近づくとたいてい操舵室から外に出て忙しい。

これが夏なら暑いので水を飲んだりして代謝が上がり、もっと痩せる。

小樽から回航したときは80kg近くあった体重が75kgまで落ちた。めいっぱい旅館で食べたけど。ただ、このところだんだん増えつつある。まみちゃんもヨガをやらなければと、いつもヨガができるような場所が引っ越しの条件だ。

船に乗れればダイエットできるのだが。
ぼくたちの場合は優雅な生活をしているわけではないので、船があっても痩せられない。

電動プレジャーボート

電動ボートの歴史は意外に長い。インターネットで調べてみると、1888年にはテムズ川を電動モーターでクルーズするサービスがあったという。
もっとも、当時の電動ボートはディーゼルエンジンやガソリンエンジンの台頭によって消えてしまった。

バッテリ駆動のボートの欠点は
1 エネルギー密度が軽油よりは低く、航続距離が短い
2 インフラがない
3 電動船がない
というところ。だが、今日は急速に事情が異なってくる。電動モーターボートは環境問題に強く、静かで振動も少ない。
バッテリパックの船があるとしたら、そもそも重心が低く、安定性が高い。軽油やガソリンよりは安全性も高いだろう。

三菱自動車の電気自動車(EV)「i MiEV(アイ・ミーブ)」が発売されるそうだ。
オバマ大統領が就任してアメリカも本腰を入れて電動自動車や電動ボートの研究をしてくるだろう。
これから日米で自動車などの電気化の競争が始まる。ついでに船の電気化の研究もお願いします。

競争が始まれば一気にインフラが変わってくる。
1 リチウム電池が進化し、軽量小型化がより進む。
2 バッテリパック交換や充電ステーションのインフラ整備が進む
3 風や波動などによる充電システムも進化する
4 モーターの研究が進み、より高高率な駆動方式や操船方式が考案される
5 燃費の良さにより普及が進み、さらにコストが下がる

電動ボートは形状的に考えてもヨットよりもスピードを上げられるはずだ。
近未来は電動ボートがあちこちに現れるかもしれない。
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