プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から沖縄までのクルージングも成功、様々な寄港地での人情をご紹介。

2009年02月

アンカリングしてボートを離れること

沖にアンカリングしてテンダーで上陸することは憧れているイベントだ。
夢は佐世保とか五島列島の入り江にアンカリングして美しい空と海と島を堪能することだ。ルキア号には上陸用にエディーラインのカヤックを搭載している。これを使ってみたい!

でもアンカリングは経験不足でとても不安がある。

実は沖にアンカリングしてボートから離れたことはシーレイで一度だけある。超初心者のときで、三河湾の日間賀島の沖だった。このときは日間賀島の魚料理店専属の船の若い衆にアンカリングしてもらい、その船に乗り移って島に上陸した。思い出せば、このときは「振り回し」状態だった。船と船の間にスペースはなかった。全ての船が振り回しでアンカリングをすると、ちゃんと同じ方向に振れまわって船通しはぶつからないのかなあと理解していた。実際に魚を食べて船に帰ると風向きが変わっていて、随分沖に出ているなあという印象だった。

しかし、今から思うとこれは危なくはないか?
アンカーの大きさや形式、装着されているチェーンの長さと船の形状がまちまちだ。走錨しやすい船や風に流されやすい船とそうでない船が密集していたら・・・。

昨年、八景島でアンカリングを練習したとき、たまたま20ノットオーバーの風が吹いていた。そのときはずるずると走錨してしまった。
確かにルキア号のアンカーはダンフォース型の5kgでちょっと小さすぎる気がする。他の船を見ているとやっぱりアンカーはいろいろな文献や商品に記載されているものより小さめな気がする。みんなで振り回しでアンカリングというのはやっぱり不安が残る。

やはりアンカリングについていろいろと試してみる必要がありそうだ。それにしても東京湾はアンカリングに適した場所が少ないな。

暖かくなったら、江ノ島か保田海岸か逗子あたりでアンカリングしてエディーラインのカヤックで上陸を試みることにしよう。

大家さんに挨拶

今日は新しく入居する横浜のマンションの大家さんに挨拶に伺った。
賃貸マンションの大家さんの家に入居の挨拶に行くというのも極めて珍しい。仲介の業者さんからの要望だったので行った。

大家さんご夫婦は気さくな方だった。
親戚の人が戦艦大和の最後の乗組員でたいへん誇りを持っていらっしゃる話とか、
俺も若い頃は船舶免許を持っていて仲間と汚い横浜の海で「水上スキー」で鳴らしたとか、
実は店子の私たちもボートをやり横浜ベイサイドマリーナにボートがありますとか、
じゃあマンションの下の運河にボートをつないでおけるわね
いや、今はできなくなっちゃったんだよなあとか
何フィートなんだ、え、29フィート?でかいじゃないかとか
それならば俺達も是非乗せてくれとか
そんな遠くまで行くと私、酔わないかしらと奥様が具体的なご心配をされたりとか
ここは春は桜がきれいだ、富士山も見える、今度横浜の町をいろいろと案内するからとか
おおよそ今時の賃貸マンションを借りる際にはふさわしくない話の流れと、引越しの挨拶にしては極めて親しみのある長時間の歓談となった。

横浜はとても海と意識が近い街であることを実感した。名古屋港の貿易高は日本でも有数だが、ほとんどが自動車の出荷で、一般の人にとって港は遠い存在。横浜のように海が生活の中に入り込んでいない。これからのマリンライフが楽しみだ。

芝浦の高層マンションを借りているとき、街にあまりにも生活感が不足していて不便だったし、
話をするときは外国人が多くてなかなか日本固有の話ができなかった。
横浜の町は相当濃厚な人間関係と生活感に溢れている。名古屋の自分が生まれた街に似ている。

新しい生活は、日当たり良好な低層マンションと、横浜ベイサイドマリーナと下町の商店街を行ったり来たりする人間的な生活となりそうだ。

名古屋の光景

昨日から名古屋の事務所で仕事をしている。今日は福祉現場の幹部の方の来客があって、名古屋の景気について話をした。

「道が空いている。渋滞がない。正月みたいで恐ろしいくらいですよ。」
ご存知のようにトヨタはカンバン方式で在庫を持たず決まった時間に関連会社が部品を納品するため、道路は広く物流量は大きい。
それがトヨタの生産調整によって、こういう景色が出現してしまうのだ。その影響の大きさに改めて驚く。

名古屋人にしてみればこんな光景は目にしたことがない。だから何かしら大きな不安が過ぎるのは当然だ。
だが、三菱の岡崎工場では電気自動車のI-MIEVがフル生産体制に入っているはずだし、環境関連の仕事も動き出しているらしい。もちろん日本の中でもダントツの自動車産業依存地域だが、そのシフトも早い。
名古屋はきっと復活すると思う。
ただ、せっかくデビューしたポーナム28Lは先行きがとても心配だ。

福祉現場の人事採用についてお聞きすると、このとろこちょっと応募が増えてきたそうだ。
労働力のシフトが徐々に起こってはいるらしい。
ただ、面接をしている最中に
「あ、僕やめます。」
といって帰って行ってしまう人もやはりいるとのことだ。まだまだマッチングは難しいらしい。

うちの会社もひっこしの準備や新しいバージョンの開発で忙しい。
まみちゃんは今日は朝から九州に飛んだ。
おとといは雪の青森だったからとてもたいへんだ。

仕事も忙しいし、どうも天候も悪く、なかなかボートには乗れそうにもない。

東京へはもう何度も行きましたね

今回の未曾有の危機はなんとか乗り切る目処がついてきた。今回の対応では
1 不動産価格が急落した機会を生かして賃貸オフィスを自己所有に変えること。
2 東京のオフィスをより低コストで機能的な「バーチャルオフィス」とすること。
3 浮いた資金を研究費に回すこと。
4 生活圏を横浜に移しレスポンスを早めること。
数年後にはこれは効いてくるはずだ。今構造を変えることはもちろん苦しいが、競合する他社もきっと苦しいはず。がんばらなければ。

一昨年までは中部地方を中心に仕事をしていた。遠くへは行けないと思い込み、営業は地域の販売店にお任せしていた。そうした「田舎の企業」体質から一念発起して、昨年から東京に出てきた。ついでにマリーナも愛知県の高浜から横浜に移転した。
名古屋に比べて東京での競争は厳しいとは思わない。名古屋の商売は「どえりゃーきついでかんわ(たいへん厳しいのでいけない)」とやや自嘲気味に、それでいて自慢げに言う。僕達の製品は「安い!」といつも驚かれる。

「名古屋は日本の真ん中にあり、全国どこからもアクセスが近い」と信じていた。東京に出てきてこれは嘘だったことがわかった。地方から見ると名古屋よりも東京の方が心理的距離が近い。電話は東京にかかる。研修会を開催すると北海道や四国・九州のユーザーは東京会場を選ぶが名古屋会場は選ばない。実際、交通アクセスは東京の方が便利だ。

東京に巨大な市場が眠っていることはわかっていても直ぐに売上に結びつくものではない。この一年、経費ばかりが嵩んでいたが、ここ数ヶ月でやっと売上も上昇しその効果が生まれてきた。
収益もさることながら、東京に出てきて一番の収穫は留守がちになった名古屋を若い人たちがカバーしれくれたことだ。若者の成長が著しい。これは若者だけでできるはずもなく、志を共有する戦士があってのことだ。ありがたかった。

僕達のような小さな企業でもこの不況で収益構造の見直しを進めているくらいだから大きな企業も行っているに違いない。軒並み大きな赤字を出しているけれども、各社必死で収益を確保するための準備をしているのだと思う。日本はきっといち早く復活すると思う。日本がこのまま溶けてなくなるはずはない。

まみちゃん情報によると、横浜ベイサイドマリーナの5丁目はボートに日の丸を掲げる船が増えたとのこと。最初は町内のヨット1艇だけが掲げていたが、僕達も日の丸を見てハッと気が付いた。他の人もきっと同じ気持ちだと思う。

自動膨張式浮器 TRF−6

ニンニンさんから自動膨張式浮器についてご質問をいただいた。

これは東洋ゴム工業社製のTRF-6という製品。JCI設計承認番号がついている。横浜ベイサイドマリーナでアフトデッキに装備している人を見かけた。沿海ならこれで通るはずだけど、実際に船検を受けてみるまではわからない。「船検体験」レポートを後ほどしようと思う。

材質はポリウレタン加工布で2気室。サイズは 1130mm×710mmで極めてコンパクト。重量は3.5kg。浮力47kgで、定員6名。ちょうどミノア29の定員と同じ。雨や波が直接かからない場所に設置する。販売価格は8万円代で意外に高い。(船検用の法廷備品はみな高い)

もちろん大人ひとりもこの上に乗ることはできない。これにみんなでつかまって仲良く浮遊する。おもちゃ並だがないよりはまし。
先日、足が不自由な方が落水してライフジャケットもなく15時間たち泳ぎしているところを家族に救助されたというニュースがあったが、あきらめなければこれでも役に立つはず。

発泡スチロールの板よりはじゃまにならず、確実に浮かんで膨らんでくれる便利さはある。

命を優先するなら近海仕様のラフトを選ぶべきだが60万円以上はする。総重量も50kg近い。メンテナンス費用もかかりそう、ということでこれを選んでみた。

右往左往したのは僕達だけか?

購入した不動産の引渡しも無事終了したので、ほっとした。

今日は名古屋から移動して午後から久しぶりのボート。今日は釣りをやろうということになった。横浜ベイサイドマリーナは暖かいせいかそこそこ人が出ていた。どうも他のオーナーは不景気は関係なさそうだ。

餌を買おうとしたけれども、イソメは売ってない。そもそもイソメを食べるキスとかが今の季節にいるのか?ではオキアミ?買いに行くのも面倒そうだ。そこで、餌のいらないジギングということになった。

中ノ瀬で30分くらいジギングしてたけれど釣れそうにもなかった。魚影もなかった。他の船もいなかった。

釣れない原因はよくわからない。今度、釣り船に乗船して勉強しなければ無理だということになった。

写真は沿海仕様をパスするためにつけた自動膨張式浮器。これでは実際には死ぬ。天井に装備されているカヤックは浮沈艇なのでボートが沈むときにはカヤックをリリースして乗ろう。

ボートにまた乗ることができて横浜ベイサイドに帰る夕日が目にしみた。

やっと取り付け完了した浮器久しぶりの釣り

今、沿海仕様へ仕様変更ですか

オカザキヨットのジュニアから会社のお見舞いの電話があった。まだ予断は許さないがとりあえず、会社は今日明日の緊迫した事態は脱出したと思う。
売上も順調に快復し始めている。やはり消費マインドというのは恐ろしい。

それにしてもまみちゃんはここ1ヶ月たいへんだった。1年でもっとも資金が不足する時期に、百年に一度と言われる危機的な経済状況の中で分不相応な不動産を購入した。確かに危機で激安価格になって買いやすくはなったが、販売もしにくくなっている。その才能に脱帽だ。東京三菱U○Jさんありがとう。

この不動産は本社として機能するし、手を加えるのが自由だから思ったとおりの機能を設置することができる。固定費が下がるので資金繰りの改善が見込める。
吹けば飛ぶような小さな会社だけにオフィスの賃貸費は利益に直結する。

オカザキヨットのジュニアからの電話はもちろんお見舞いだけではない。
ルキア号を限定沿海仕様から沿海仕様へ仕様変更するイベントが生き残っていた。関連して自動膨張式浮器の取り付け場所をデッキの窓の後ろにするという連絡だった。
これでルキア号は限定沿海仕様から沿海仕様に変更する条件が整ったと思う。後は自分で申請して船検を受けるだけとなった。

ただ、危機がまだ去ったわけではないので、沿海に変更しても遠征に行けるわけではない。とほほ。

プレジャーボートの効用

今日は名古屋の自宅付近にある長谷川ラーメンに行って長谷川味噌ラーメンを食べた。中国風に店内も味も変わっていたのが印象的だった。

店においてあった雑誌を読んだ。記事によれば薬指の長い男性はトレーダーとして成績が優秀とのこと。理由としては薬指は胎児期にテストステロン(男性ホルモンの一種)の暴露によって長くなるからという。

家に帰っていろいろ調べてみた。
テストステロンは闘争本能を高め、孤独願望を高めるという作用がある。
銃などの危険物を扱ったり、危険な行為を行うとテストステロンの更なる分泌を促すという実験結果も報告されている。
また寿命が長い人はテストステロンの分泌量が多く、寿命と分泌量の関係も指摘されている。

ということは・・・
ボートのような危険を伴うレジャーをやるとテストステロンの分泌を促進する可能性がある、ということか。
いつの日か、海とエロい行動についてテストステロンをもとに関係が明らかにされるかもしれない。

プレジャーボートをやると、間違いなくストレスは下がり、健康になり活動的になる。
これまでボートとテストステロンとの関係については思いも寄らなかったが恐らく関係があるのだろう。
ボートやヨットをやると寿命も延びて元気で過ごせるというエビデンスがでるかもね。

この記事を見て、海のパワーについて伊集院さんから講習を受けたことを思い出した。

国を想う心

以前、日本を代表する商社と取引をしていたことがある。僕達のような零細企業では珍しいことだ。
たまたま僕たちが小さなセグメントのソフトでユニークであったことと、
ぼくたちを担当した商社の部長さんがやや変わり者(失礼)であったことと
これまた変人に輪をかけた方がご紹介してくれた偶然が重なってお付き合いが始まった。

担当された方と僕は同い年。もちろん経歴も学歴も全く違う。彼と食堂でカレーライスを食べながら、雑談の中にも国防を背負うひとつの部門ととして仕事を続けている誇りと気概を感じた。経歴書を交換したが、なんせ危ないところばかりで仕事をしてきている。彼はその後、東欧の「自由と繁栄の弧」のひとつへ行くことになり、次第にその商社とのお付き合いもなんとなく薄れてしまった。

その商社の仕事の結果はいまだに出ていないが、だからといって全く付き合いがなくなってしまったとも思っていない。また機会があれば、僕たちができることであればお手伝いしたいとも思っている。こんな小さな会社でも国のために役立つことがあれば・・・。

海保を見ればなんとなく「こっちに来ないで」と思ってしまうが、決して海保の方に対する尊敬の念を忘れているわけではない。あんな過酷で命がけの仕事は国を想う自己犠牲の精神がなければ続けられるものではない。

ここのところ、世界がおかしくなって、もちろんいろいろ生活は厳しくなるだろうけど、海の上や海の外でぼくたちのような日常生活人間のために頑張っている人たちがいることは忘れてはいけない。

このところ風邪?をひいたらしく仕事がろくにできなかった。昨日はまみちゃん一人で大阪方面へ営業に行き、僕は休息。今日はやっと体調が戻ってきたし、横浜でアパート入居の「面接」があるらしいので移動する。

ここは動かざること山の如しで

ニンニンさんから小さな船へのお誘いコメントが来た。

時間消費量2700回転で2リットルはすごい。
エスカルゴは小さな船なのに安定性が良くすばらしい船だ。やはり天才設計士の作品だけある。
5−6ノットの世界はこうした時代では「地球が大きく感じる」効果もある。
経済がつるべ落としでこういう時代に突入すると、(1)できるだけ早く(2)小さくて(3)安全で(4)面白い船を検討する価値がある。

これからはこういう個性的な船が注目される時代になっていくだろう。
物が売れない。大量生産・大量消費の時代はもう終わりだ。
となれば、職人芸を持った人が職人魂でつくる個性的な商品づくりに大不況の活路がある。
具体的には外見はノスタルジックでも、中身はハイテクギンギン!という船だ。

環境問題に対する関心が高い。
CO2が地球温暖化の原因になっているかその真偽は別として、エネルギーの石油依存から脱却するのは外交戦略的に正しい。
エスカルゴのように低出力のディーゼルならばバイオエタノールへの対応も行いやすい。
電気動力船にすることも対応しやすい。

うーん。魅力的だ・・・。
ただ、コストダウンのために船をチェンジするにもお金がかかる。
経理上の問題でいうと固定資産の売却損を計上しなければならず、更に赤字になる。
こうした時代にすぐに対応できる人はやはりそれだけ資金力がある人といえる。
趣味の世界だからここはこれ以上の投資をせず、ジッとしているのが正しいのではないか、と思う。(←実はまだ大いに未練が・・・)

ちなみに我が艇はJバース。30フィート以上のCの人と以下の人が組み合わせて入る場所。ちょっとだけCより安くて陸電がタダで使える。
水は使いたい放題。駐車場の1日1000円は、決まった駐車場を持たない身としては実はありがたい。
まだまだ活路はあると思うのだが。
blue-7
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