プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から沖縄までのクルージングも成功、様々な寄港地での人情をご紹介。

2009年03月

    ボートは左側着岸が普通

    ポートサイド、スターボードということばがある。ポートは船の左側、スターボードは右側だ。

    船の場合、普通はポート(左側)を桟橋につけて着岸し、左側から船に乗り込む。これは航空機にも取り入れられ、飛行機はすべて左側から乗り込むようになっている。あくまでポートはポート(港)なのだ。

    タイクーンというレストランに行くと、みなさん行儀良くポート側を浮き桟橋に着ける。
    シーボニアもポート側をつけるようにスタッフが誘導する。
    ポート側を着けると操船しやすいし、そうした船が多いので船の流れがきれいになるからだ。

    ミノア号の室内レイアウトも左側から乗り込むようにレイアウトされている。
    ドアロックは左側についていて、右側には木製の内カギのみでロックは無い。通路は左側。右側には座席が壁にくっついていて通り抜けられない。
    船のコンセプトとしては保守的だ。

    ミノアは一軸船内機でVハルが船尾まで続く。
    後進時、プロペラから円錐状に放出された水流は船の斜め上向きに右側の船側に当たる。しかし左側は斜め左下方向に放出されるため、左側船側には当たりにくい。
    この力の差が横圧力となって船は左側に流される。
    この性質があるので、左側着岸時に後進に入れると船尾は左に押され、桟橋に船尾が近づく。

    インアウトや船外機の船では舵を左一杯に切って後進に入れないといけないが、ミノアの場合には舵を右に切ったままでもスーッと寄る。
    ミノア29に乗り始めたとき、後進離岸しようとして左側の桟橋側にズイーっと引き込まれるように戻ったのでたいへん驚いた。
    それまで、ポーナム26Lとかシーレイ230とかのインアウトの船にしか乗っていなかったから。

    ただ、やはり素直な操船特性の方が習熟しやすい。ヤンマーのはやかぜEX46は後進時の横圧力を抑えるために船尾の形状をフラットにしている。

    レーダーが気になりだした

    うちのお客様の中には、ドイツの高級スポーツカーの中古車を販売しているところがある。同時不況で高級中古車の価格も安くなったから、買いやすい。
    その会社は、来店されるクライアントの駐車場を大幅に拡張した。販売状況は依然として厳しいとはいうものの、地価が下がってチャンスもあるらしい。

    医療や福祉分野のお客様や自治体は雰囲気が戻ってきていて、問い合わせや受注状況は完全に回復か昨年を上回る状況になっている。

    もともと輸出のようなしゃれた仕事をしているわけではないので、国内の景気は気になるが、世界の同時不況は実感できない。
    むしろ円高になって、輸入品や海外旅行が安くなっていることが気になっている。

    今年はなんとしても屋久島か対馬に行きたい。そのために今度こそ用意しておこうと思うのがレーダーだ。

    KODENが昨年リリースした、カラーレーダーMDC−921は8.4インチのディスプレイ、2 kW、24 nm、45 cmレドームで50万円を切る価格になっている。
    高い価格で有名なレイマリンの製品はもっか価格の値下げを検討中だそうだ。
    正直言って肉眼では遠くの本船がこちらを向いているのか向うを向いているのかわからないときがある。
    後を追うつもりが「おっと、こっちに向かって来てんじゃん!」と内心焦ることがある。
    外国船の場合には緑灯と赤灯の左右の切り替えをし忘れているものもあると教えてもらったことがある。夜間の場合は焦るだろうな。
    霧は怖い。石巻の金華山沖は霧が超怖かった。停止していても怖い。今後の長距離クルーズでは是非ほしい。

    ピンチの中で見えてくるもの

    今年の2月はピンチだった。一時はルキア号を手放さなければいけないかと思った。お客様の意識が収縮して、かなりのお客様のソフトウェアの導入予算が消えたりしたときもあった。

    もちろん自動車産業の場合には依然として予断を許さない状況だが、回復の兆しも。
    お客様の中にはドイツの高級スポーツカーの中古車を販売しているところがある。中古車価格が安くなったら買いやすいし、地代が安くなったからか、その企業はお客様来店用の駐車場が拡張されている。ピンチの中に、チャンスもあるらしい。

    医療や福祉分野は雰囲気が戻ってきていて、年度末ということもあり、以前より活発だ。景気対策の効果が出てきたのかもしれない。不景気もマスコミが増幅しているのかもしれない。政局で景気対策が遅れたのが良くなかった。政策が早ければ暮れのピンチは無かったろうに。

    ピンチになって、どんなものが大切で、どんなものが無駄なのかが良くわかった気がする。東京芝浦の高層マンションは自分には合っていなくて、横浜の下町の手ごろなマンションが合っていた。ただ、表の道を重量車両が通るたびにマンション全体が揺れるのには閉口する。地震があってもわからない。

    近くのよこはまばし商店街は毎日買い物に行く。こうした商店街は大切なものだ。こうした商店街が全国的に無くなってしまったのは惜しかった。2000年の大店法改正は間違いだった。歩いていける所にいろんな店があることはそれだけで価値がある。

    ボートは大切なもののひとつだ。今年で55歳になるので、そろそろ全国の巡業は少なくなるといいなと思っている。かわりに、ルキア号でのんびり営業に行けたらいいと思う。これは夢のひとつ。巡業で立ち寄った漁港に係留してボート旅行と仕事を兼ねることができたら最高だ。

    ルキア号は、インターネットにいつでもつながるのでスカイプで連絡もできれば、サーバーにアクセスすることも可能だから、仕事もできる。ただし、そんなに釈迦力になって開発するのがいいわけでもない。そろそろ若い人たちに開発をバトンタッチすることも必要だ。

    メバルには八景島で挑戦だ

    20日、午前中は天候は荒れて、20ノット以上の風と雨。
    そこで、ポイントに行って、情報を仕入れてきた。釣りマップも購入した。

    学習したのはこの時期、
    1 八景島沖ではアオリイカが釣れるらしい
    2 春のメバルも狙えるかもしれない
    ということだった。

    アオリイカはエギングで釣るということだ。セットを買ってみるとこれは海老の擬餌であることが良くわかった。

    午後からは晴れてきたので、ボートを出した。久しぶりだった。

    僕はエギングでアオリイカを。
    まみちゃんは春のメバルを。
    狙いの基準はおいしそうだから。

    僕は最初の一投目でラインが絡まった。沈むスピードが遅いのでリールから出る糸が出すぎてぐしゃぐしゃに。それをもとに戻すのに手間取り、船酔いをしてしまいダウン。Vハルの船はアンカリングしているとどうしても揺れが激しいので、手元で細かい作業をすると船酔いしやすい(いいわけ)。

    まみちゃんのほうも先日のボートショーで購入した超ミニサイズの竿を使っての挑戦。だが、釣果は出ない。ただ、あたりだけはあるらしい。餌だけときどきとられていた。やっぱり、竿が良くないんじゃない?

    場所を変えて挑戦したが、ぜんぜんだめだった。堤防にも釣り客はひとりもいなかった。今日は釣れない日なのか。
    それは、午前中の雨だからなのか、潮が悪いのか、それとも人がいないのは単にWBCの韓国戦のせいなのか。

    バースに帰ってルキア号を洗う。カヤックの水垢からデッキまで全部洗った。疲れた。ボート遊びは実に体を使う。とりあえず散歩ができて、船には良かったと思う。

    八景島沖IMG_0684

    アサヒ飲料のべにふうき緑茶

    今日はアサヒ飲料の「べにふうき緑茶」を飲んだ。
    はっきり言おう。これは僕の花粉症に効果があったと考える。

    今日の東京の花粉情報は「非常に多い」。朝、10時から都心を抜けて練馬区内に行っていて、横浜に帰って来たのが19時。
    その間、一度もティッシュを使っていない!!!
    僕は20年くらい花粉症で悩んでいたけれども、これは驚愕の出来事だった。

    このお茶は国内生産体制が十分に整ったらしく、近所の「よこはまばし商店街」にも売っていた。
    昨日飲んで効果があるとわかり、まみちゃんはべにふうき緑茶を買い占めてきてくれた。今日買おうとしていた他の人、ごめんなさい。

    今年はもう花粉のシーズンはピークが過ぎたかもしれないが、来年、再来年とこの商品は延びていくに違いない。
    メチル化カテキンのアレルギー症状の抑制のメカニズムを考えれば、他のアレルギー症状にもなんらかの効果があるだろうから、今後、生産量が増えるに従い、さらに注目されると思う。
    このお茶さえあれば、「東京湾花粉症促進クルージング」は「春のうららかクルージング」になる。

    ところで、いずれさんからのコメントが来た。
    38フィート、ヤンマーディーゼル2機がけで最高速度43ノット!!!! 巡航なんと30ノット!!!
    細身の舟といえば、ひょっとしてあの「洋上の戦闘機」といわれる船の造船所か?

    なんとか伴走して、その勇姿をビデオカメラで撮ってみたいものです。屋久島付近の洋上で合えたら最高です。
    やっぱり波切がいい船はかっこいいですから。
    べにふうき緑茶

    ボートショー2009

    横浜市内のマンションで寝泊りするようになって3日目。東と南が開放している部屋は気持ちがいい。

    ぐっすりと眠れる。いままでも寝られないということはなかったのだが・・・。
    いや、眠りの質が違うような気がする。ドーンと落ち込むように眠る。
    強烈な朝日がカーテンを通りこして部屋一杯に光が充満して目が覚める。

    こういう部屋で生活をすれば鬱病になりにくいのではないか、と思う。

    日光にあたった時刻、時間と睡眠時間との間には関係がある。
    睡眠時間と自殺の間には関係がある。
    ということは、日光に当たる時間と自殺との間には関係がありそうだ。
    だったら、日当たりの良いマンションで生活することと、自殺の予防は関係がありそうだ。
    朝のランニングと自殺の予防との間にも関係がありそうだ。
    日光を否応無しに受ける、ボートに乗る生活と自殺の予防との間にも関係があるかもしれないが・・・証明はできないだろうな。

    今日は靴を洗った。洗濯機でゴロゴロと洗った。
    ベランダに出して乾かし始めたら、すぐに靴から湯気が立ち上る。
    10時から洗い出して、12時30分に出かけたが、乾いていた。日光の力は偉大だ。

    午後、用事を済ませた後、横浜で開催されているボートショー2009を覗きに行った。マンションから車で10分だ。

    YAMAHAのFR32が進化していた。随分、最初のバージョンよりも内装がしゃれてきた。
    MOODYの45DSeが良かった。
    インテリアがすごいし、オートでマストが伸びたり縮んだりする。
    けど、やっぱり大海原で故障の心配もあるかもしれないから普通の方がいいのか?
    いや、嵐にあって少人数でセールをたためるのは、オートマの方が有利なのかも。
    うーん、遠海にヨットで出たことがない僕にはわからない。

    僕たちがこのヨットの中で「はああ」とか「ほおお」とか感心していると、石原のぶてる幹事長代理もこの展示艇に乗ってきた。
    楽しそうだった。

    フローティング海上ではグランドバンクスの新型艇やアルベマーレ、ノルディックタグが人気があった。
    反面、ヨットについてはなかなか人が集まらない状況になっていた。これからなのかな。

    横浜だからこそ開けるボートショー。不況の今年はどうか、と思ったが案外人が出ていた。
    横浜の町は奥深い町だ。
    2009ボートショーMOODY45DSe

    安達太良山とずんだもち

    名古屋から横浜に移動したと思ったらすぐに出張。昨日と今日は福島県に居た。3月上旬だというのに13度あり、暖かい。雪の心配は全く無かったのでアルピナを使った。

    知恵子抄で有名なこの地。なんといっても安達太良山だ。
    安達太良山はポツンと山頂に乳首のような溶岩の突起物があって、美しく、妙に心に残る山だ。知らなかった。
    まわりの農園や林の風景も美しく、温泉も出るのでこの地に定宿ができるとよいと思う。
    写真は安達太良山Pからの風景。「ずんだもち」は旨かった。

    帰りは横浜まで約300km。東北道は3車線で直線が多く、車も空いていて実に走りやすい。まみちゃんも僕が助手席で眠っている間に○8○km出してしまったと言っていた。アルピナは本当に速い。それでいて恐ろしくない。

    家を通り越して横浜ベイサイドマリーナまで行き、距離を測った。
    横浜から家までの時間は下道のみで18分だった。マリーナまでこの距離。むふふだ。

    横浜は東京の芝浦に比べて物価も家賃も安い。
    ちなみに外国人の人たちは実際には名古屋や芝浦以上に多かった。少ないというのはたまたまだった。ほんとうに日本は変わりつつあると思う。

    安達太良山ずんだもち

    沿海仕様変更の事前確認

    沿海仕様へ変更する前に、ミノア29の航行能力について確認しておく。

    ミノア29の英語マニュアルにはカテゴリーB(Offshore)とある。カテゴリーBについてヨーロッパのボートの航海区分を調べると
    1 風力8は(34−40ノット)
    2 波については、「風によって崩れた波頭が糸を引きはじめる。波の高さは中程度。(4m未満)と記載されている。
    4mの波は2階建ての屋根から落とされる感じなので、めっちゃ怖い。それに耐えるということだからやはりOFFSHORE仕様だ。

    ちなみにヨーロッパの区分を調べてみると
    カテゴリーA OCEAN (といえば遠洋?近海?) 波高4m以上
    カテゴリーB OFFSHORE (沿海?) 風力8 波高4m未満
    カテゴリーC INSHORE(沿岸?) 湖、湾内、河川 風力6以上 波高2m以上
    カテゴリーD SHELTERED WATER(平水?) 湖水、河川、運河 風力4 波高0.5m
    となっている。日本の場合はより細かいので対応は完全には当てはまらないけども、それぞれ()内の仕様に対応しているような気がする。
    カテゴリーBならば、ミノア29は性能的には沿海仕様になり得るはずだが、これはあくまでも個人の印象の話だ。

    航続距離は260HPで巡航15ノットで搭載燃料は400リットル。
    通常は12−13ノット、2700回転前後で走ると時間消費量は23リットルくらいだ。

    マニュアルは係留関係の装備についても指定している。
    1 係留ロープ16mm
    2 アンカー
    (1)アンカーロープ16mm 長さ40−50m
    (2)メインアンカー 10kg ブルース、ダンフォース、CQRなど
    (3)アンカーチェイン 9mm 長さ3−5m
    となっている。やはり現在搭載されているアンカーは小さいので考えなければならない。

    5mのチェーン付き10kgアンカーを50m出し、手でそれを上げるとしたらたいへんだ!でもほんとうはそのくらいのものでなければ走錨してしまうのかもしれない。
    ミノア29には現在、フィッシャーマンタイプの10kgアンカーが予備アンカーとしてスタンに装備されている。今度、ダンフォースについては変えてみようかなと思う。

    後は沿海仕様の法廷備品を確認しておく必要がある。

    脳化した生活からからだを使う生活へ

    昨日名古屋の本社は新しい生活場所である名古屋郊外の津島市に引っ越した。名古屋城、県庁のすぐ下、名古屋の中心街から青空と田畑が広がる田園都市へ。
    ここは信長が交易の拠点とした町でもあり、ちょっと行けば愛知県との県境となる木曽川だ。歴史と自然を身近に感じることができる。

    もちろんこの動きは、到来する未曾有の経済危機を乗り越えるために筋肉質な経営基盤を確立するためだ。しかし・・・、これはうちの会社にとっては単に経費節減以上の大きな変化のはじまりであることが1日目にしてわかる。

    例えばご近所とのお付き合い。道幅が狭いのでどうしても商品の出し入れをするためにご近所に迷惑がかかる。そこで、会社の前の道を当番制にして毎日掃除することになった。そうなれば仕事のスケジュールも変わる。

    掃除といえば、なんせ古い日本建築の家だ。四季を感じることができる庭はいいが、維持するために手入れもする必要がある。離れの和室は前のマンションから持ってきたフランス製のアンティークがよく似合う。この和室の風景を維持するために、私たちの手で、掃除や落ち葉拾いやガラス拭きもしようということになった。これが仕事の中に組み込まれる。

    僕達の仕事の弱点は、一日中パソコンにばかり向かっていることだとうすうす感じている。仕事があまりにも「脳化」しすぎていて、どうもそのことが健康だけではなく、肝心の「思考力」にも悪いような気がする。都会の高機能なマンションは快適な生活を約束してくれるが、その快適さゆえに常にヨガやスポーツクラブに通うための時間が必要となってしまう。

    プレジャーボートは「脳化」した生活から、正しく脳と体を使う生活に引き戻してくれるために有効な手段だが、できれば日常にもそんな生活を取り込んだ方がいいのではないかと思う。

    まあ、これもまだまだ「脳化」しすぎた思考の流れの中で決めたことに過ぎない。実際の新生活は明日の月曜日からだ。

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