プレジャーボート航海記

SARGO31 で楽しむファミリーマリンレジャーと船旅ブログ。以前乗っていた同メーカーのMinor29DCで行った日本沿岸の旅もご紹介。

2010年06月

念には念を入れて給油は万全に

ロングクルーズに必要なものは何かないか、をテーマに船具市場に行った。あいにく代表が洗艇のお手伝いでお店にいらっしゃらなかったので、YBMへ。

YBMで船具市場の代表とばったり。お仲間と一緒だったのでそんなにお話ができなかったが、「ベイサイドマリーナでいろいろお聞きになるとやはり情報がもらえますよ。」と。

そこで、ベイサイドマリーナのカウンターへ行って相談に乗ってもらった。

ポリタンクで予備燃料を積むことは素早くデッキ上で動きまわろうとするとき邪魔になるので優先順位的にはやはりだめだと。正論は下田で念には念を入れて給油をしておくことだった。

石廊崎はなめたらいかん。この時期、黒潮が蛇行して石廊崎に近付いているとのこと。1日目に御前崎を目指すのは良いとして、黒潮を正面から受けるとやはり12ノットが9ノットくらいに落ちるということがあるらしい。
もし潮の流れと風が向き合うといやらしい波になる。また、岸壁の反射波もあるし。幸いにも季節がら北東の風は吹きにくく、最悪の状況にはなりにくいが、石廊崎で手間取って燃料に不安があると、駿河湾で何かと妄想がわき出て航海に良くない。

もっともミノア29はレンジは約200マイル。YBMと御前崎なら無給油で楽々走り切る距離で心配ないともいえるが、海の場合、安心・安全を優先しておきたい。下田で段取りよく給油しておけば駿河湾で悪条件が重なっても燃料の問題はなくなる。僕なんか大島との往復でさえアゲンストの波を1時間も受け続けると燃料が心配になる。

次の難関は遠州灘。ここは給油ポイントがないので一揆に抜けるところだ。霧と風さえなければいける。となれば、御前崎での天候のチェックがポイントとなるのかな。

なんせ、駿河湾と遠州灘を抜ければ後は快適な船旅のはずだ。港もたくさんあって、気ままに立ち寄るということもできるし、瀬戸内に入ればマリーナも多く、新幹線も使えるので仕事で急遽帰るということも可能となる。

結局、ロングクルーズに備えてあえて買い込むようなものはあまり見つからなかった。それで、船具市場とかマリーン児嶋は止めて、まみちゃんはパタゴニアに行ってビキニの水着を買う。ハワイで買ったビキニはもうとうてい着れそうにない。誰もいない海となることが多いだろうから、見る人もいないので、日光浴を楽しみたいとか。見る人もないというのに、それでも、来週までにはもう少し体を鍛えるそうで、連日ヨガに通うとのこと。

そういえば、気がついたが、僕は
「奥さんと趣味がいっしょでいいですねえ」とか
「楽しい奥さんですねえ」とはしょっちゅういわれるが
「美人の奥さんでいいですねえ」とは一度も言われたことがない。まみちゃんにこれは重大なイシューなのではないかと聞くと
「そーだね!ほんとだねえ!いかんねえ!」
と目を丸くしていた。

ネスプレッソで豆乳ラテ

NESPRESSO



まみちゃんが乳がんの再発を防ぐため、乳製品をとらないようになったということは以前にも述べた。

これまでケーキやソフトクリーム、ピザ、カルボナーラなど乳製品が大好物だったが、ピタッと止めた。でもどうしても惜しいというのがカフェラテだった。

乳製品を使わないカフェラテを考えた。答えは豆乳ラテだった。

写真はネスプレッソのマシンだ。コーヒーの玉をセットしてエスプレッソをいただくことができる。これがなかなかうまい。おまけに蒸気で豆乳を泡立てることもできる。飲むと、ドトールコーヒーやスターバックスの豆乳ラテに勝るとも劣らないレベルの豆乳ラテをいただくことができる。

甘みについてもオリゴ糖やはちみつを使い、白砂糖は使わない。
豆乳はドトールコーヒーの豆乳ラテで使用しているものと同じ。

あまみ



まみちゃんは、今回のロングクルーズにネスプレッソも連れて行くという。



ロングの準備

今回のロングの大まかな目標は屋久島だが、詳細なコースはまだ決めていないが、和歌山から瀬戸内に入り、日向灘から屋久島かと。
帰りに出来ればハウステンボスに行ければと思う。

最近ではロングに出かける人が増えてきているらしい。
23Ftクラスの船外機船でもロングクルーズを成功させている人がたくさんいらっしゃる。ルキア号の場合、船内機の29Ftだからロングといってもそれほどの冒険ではない。カブで全国一周と大型バイクで全国一周の困難度の差がある。

加えて装備も、小樽から回航した時とは雲泥の差になっている。

GPSは全国詳細データにバージョンアップ
+レーダー装備
+5WではあるがマリンVHF
+沿海仕様へのバージョンアップ
+係留備品(予備アンカー、ロープ、予備フェンダー、ブイ)
+ダイビング装備(シュノーケリング程度)
+陸電用ケーブル

ただ、海は天候次第。あっと言う間に急変するので装備が多少良くなってもやっぱり怖い。無理は禁物だ。

ロングの計画をしていて、いつも不安に思うのは燃料タンクが400lと少ないこと。ポリタンクを買おうか、タンクを増設するかいつも迷う。でも10時間を超える航海はやはりたいくつだし、ひたすら沖合の海を走るだけというのももったいないことだ。

結局ちょこちょこ港に立ち寄るのがいい選択ということになる。それに海はやはり島や陸が見えるところを走るのが面白い。


となれば、漁港でいかに楽しむかが重要になる。移動手段が問題だ。そこで今回は折りたたみ自転車を2台購入することにした。

船の汚れが目立つようになった

ヴェラシスまみちゃんちょっと風が吹くヴェラシス




船底の塗装が終わったので、テストを兼ねて東京湾を散歩することにした。

YBMの桟橋に着くと、お隣のアルベマーレに伊集院さんがいた。
今、観音崎沖でカツオが釣れるらしいこと、三宅島の温泉がいいことなど教えてもらった。伊豆諸島もまだ行っていないところばかりなので、今年は伊豆諸島を攻めるのもいい。

今日の散歩の行先はヴェラシス。

観音崎を通り過ぎてすぐのマリーナはやはり適度な距離。使いやすいのでついつい行ってしまう。

スピードは3200回転で追い風で対地17Ktを超えるという調子の良さ。やはり船底塗装が効いている。エンジンの調子もいい。

やや風が強く、15時では結構風が吹いていた。後で聞くと20ktくらいあったらしい。白波がちょっと出るくらいだったが、それでも快調なクルーズだった。

YBMに帰って桟橋に付けるときに風に流された。危うく、隣のヤマハさん所有のラクシアにぶつけそうになるほど接近するというヒヤリ体験をしてしまった。ほとんど失敗をしにくい船だけれども、風が強いときはやはり油断は禁物だ。

このところ船を洗っていない。船体の表面が潮と泥でザラザラしている。今日はスプレーも結構浴びたので、久しぶりに本格的に洗ってあげることにした。ほとんど半年ぶりだ。

ルキア号がピカピカの真っ白になった。船を洗うと運動不足解消にもなる。

船から降りてスターバックスでまみちゃんとお茶をしているとオカザキヨットのジュニアに会った。結構、みなさんロングクルーズに出かけているという。

そこで、伊豆諸島めぐりもいいが、やはり屋久島とか沖縄とかをめざそうか・・・ということになった。


大型ジンクで船を守る

電蝕がトリムに発生していたので、大型のジンク(防蝕亜鉛)を取り付けた。これだけあれば、という感じだ。

高校のころ、呪文でイオン化傾向を覚えたことを思い出した。

かそかなあまああてにすなひどすぎる借金
K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>H>Cu>Hg>Ag>Pt>Au

海水中では、鉄よりも亜鉛の方がイオン化傾向が高いので亜鉛が先に解ける。亜鉛が犠牲になって船を守る。

ところで、トヨタのポーナムはアルミハルなんだけど、普通のジンク(亜鉛)を取り付けたら先に船体がやられることに。やっぱりマグネシウム合金の防食金属片?なのかな。

僕たちの船は、プロペラシャフトにはテーパー方式(先がだんだん細くなる形状)のジンク、船尾防食亜鉛、丸いジンクを舵につけた。

0602000106020002

船底塗装もいよいよ終盤

だいぶ塗れたペラの塗装ルキア全景下塗りと上塗り少し太った?






今日は水曜日でYBMは休みで作業は進まない。でも天気もいいので写真でもとろうと、マリーナに出かけた。
船底塗装は2度塗りに入っていた。船台の部分に接触しているハルは塗れないので、乾いてはずらし、乾いてはずらしという作業となっているのがわかる。

その後プールで久しぶりに泳いだ。やはり運動すると気持ちが良い。
発想も変わる。僕の場合、夜も仕事ができるのでやはり運動をしなければと思う。

まみちゃんは久しぶりにR1200Rに乗った。

このバイクもオイル交換をしたのが良かったのか、調子が良くなった。久しぶりに乗った感想は
「CB750よりも立ちゴケしにくそう。起こすときに軽い感じがする。」
だった。このバイク、低速のエンジンのバラつきがでなければ非常に乗りやすい。やはりBMWのバイクは日ごろの乗り方とメンテナンスかな。

blue-7
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Profile

まーくん

2007年の夏に二小型船舶級をとりました。2008年1月一級に合格。
かみさんと娘の3人家族。
核家族なのに車、バイク、ボート、自転車、インラインスケートなど誰がどのように乗りこなせばいいのかわからなくなっている乗り物馬鹿。
2008年5月小樽〜横浜BMへの回航が成功。これからも長距離クルージングを追及していこうと考えています。

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