プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から沖縄までのクルージングも成功、様々な寄港地での人情をご紹介。

2011年04月

    宜野湾から伊江島へ

    ピンクハウスは快適なホテルだった。

    翌朝23日は天気が崩れた。ベランダから宜野湾マリーナの外の海を見ると相当高い波が立っている。
    宜野湾マリーナでは本日30フィート以上のヨット限定の「伊江島ヨットレース」が開催されるはずだ。
    時折25ノット以上の風が吹いていると思う。まあ、ヨット乗りにはいい風なのかも。
    事故がなければいいが・・・。

    僕たちボート乗りは無理する理由もないので、もう一泊、ピンクハウスにお世話になる事にした。
    念のために書いておくが、このピンクハウス、いつも空いているわけではない。
    先日までは横浜の「被災者」の方が1カ月宿泊していたそうだ。
    僕たちも、沖縄の人たちからすると被災者に入るらしい。今、沖縄に避難してくる東日本の人たちが多いという。余震や放射能で不安になっている人が多い。

    僕たちはもう一日宜野湾に泊る事になったが、PCを伊江島においてきてしまったのでやる事はない。
    この日はテレビを見たり、交代でエステとかマッサージとか行って、グータラして過ごした。

    翌朝24日は晴れた。風も納まって海は凪だ。
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    ピンクハウスから退去するとき、さくら号はらせん階段をひとりで降りることができない。たぶん甘えているだけ。
    というのも、まみちゃんが出かけるときは勢いよく後を追いかけ、らせん階段を一人で降り切るからな。

    到着時に軽油150リッターを給油して燃料も既に満タン。

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    12:00 宜野湾マリーナを出発。宜野湾マリーナを出るときに、座間味港でお会いした2隻のヨットとまた出会った。昨日まで座間味どまりだったらしい。

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    海は快適だったが、うねりが残っていた。まみちゃんは珍しく「よったかも」といっていた。周期が妙に長いうねりだったからかも。

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    途中、何杯かのヨットと行きかう。たぶん、伊江島ヨットレースからの帰りの船。

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    伊江島の城山が見えてきた。会場に城山を見つけるとホッとする。

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    伊江島が近づいてきた。さくらがそわそわしだす。たぶん匂いかなんかでホームポートが近い事がわかるんだと思う。二人で何を会話しているのか。

    15:00 伊江港に入ると、校長先生がいた。

    校長先生によると、昨日の伊江島ヨットレースで一人骨折された方がいたそうだ。ヒールがきつかったところに、波で叩かれたらしい。やっぱりタックの連続でたいへんなレースだったそうだ。やはりヨットレースはなかなかすごいものがある。

    伊江島ではゆり祭りの最中でバンドの演奏もある。係留してゆり祭りを楽しんだヨッティーもいたとか。

    そんなお話をしていると、となりの船の「あさひ一世」さんが返ってきた。校長先生との間に
    「釣果は?」
    「駄目!」
    という短い会話があったけれど、まみちゃんに
    「持ってくか?」と生きのいいキハダをくれた。おっと、しっかり釣れてんじゃん!沖縄は「だめ」のレベルが違うらしい。

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    いただいた魚をさばいて、刺身を造った。おいしかった。
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    翌朝はオリーブオイルでソテーして食べた。またまたおいしかった。あさひさんごちそうさまでした。

    というわけで初めての慶良間旅行は無事終了した。沖縄の海は人を生き生きとさせる。

    慶良間を後にする

    翌4月22日。朝目覚めて海岸を散歩。

    t_IMG_3609t_IMG_3610t_IMG_3611「マリリンに会いたい」の銅像があった。ここが映画の舞台だったらしい。




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    座間味のポンツーンにはプロっぽい2隻のヨットが係留していた。僕たちが途中で抜かした2隻だった。ほとんど登りでタック、タックだったらしい。なんでも網走から来た人と、何度か海外を回った事がある人たち。ちょっと会話しただけだけど、ロングクルーズの小物の木製梯子とか、重量物を上げ下げする手動クレーンとか、港でのフェンダー防御のすり板とかいろいろ教えていただけた。やっぱ、ヨットマンはすごい。(ていうか、僕たちが初心者なんだけど)

    今日は座間味から宜野湾マリーナに移動して、その後は那覇で夕食の予定。急がないので楽ちん。
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    10:50 出発。座間味港内ではまみちゃんが華麗に離岸したので、ヨットの人たちは驚いていた。やや南からの風がある程度。非常にコンディションが良い。

    t_IMG_3618t_IMG_3620t_IMG_3622座間味の内湾ではまるでレーダーのデモ画面のような島影。




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    よく見ると、ボートが中でアンカリングしている。僕たちも行けたらいいなあ。今度来た時はシュノーケリングだな。
    美しい島の間を順調に進む。
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    宜野湾に近付くと、ランドマーク(たぶん)の煙突が見えてきた。
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    宜野湾マリーナはリーフに囲まれているが、他の港と比べればやはり整備されていて入りやすい。
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    13:05 宜野湾マリーナ到着さくらは港内に入ると匂いや音で判るらしく、船室でそわそわするので前に出す。いつもこのポーズ。船長のつもり?
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    今日の宿は宜野湾マリーナの近くにある「ピンクハウス」。犬好きの美人オーナーがやってるホテルで、「犬と泊まれるペントハウス」というコンセプトの部屋。80岼幣紊△襦トイレは2室、部屋は3室あって、ダイニングキッチン付き。ベランダは犬のトイレ自由。怪しげなネーミングとは裏腹に非常に健康的な部屋でした。使い勝手が良いので犬と旅行をする方にはお薦め。

    座間味でミラクル!

    伊江島で快適に寝泊まりに使わせていただいているトレーラーハウスをオーナー様が使うという連絡を受けた。
    そこで、急遽ルキア号で<慶良間に遊びに行く>事になった。本末転倒だが。

    これまで沖縄に船籍を移動したものの、水納島と本部と海洋博公園、恩納村しか行った事がない。慶良間は難しそうな気がする。そこで、慶良間の達人!アクアホリックさんに進入路を聞いて見た。

    (以下転載)
    伊江島から慶良間へのアプローチですと伊江島から南下して慶良間海峡を目指すと思いますが、注意点をいくつか。。。。

    ‥喘罎縫繊璽咼靴箸いθしいサンゴ礁の島がありますが、あまり近づかないほうが無難です。
      岩礁地帯が結構あるので、座礁の恐れがあります。
      もし、アプローチしたければ、南側からの方が安全です。

    渡嘉敷北端と座間味北端の慶良間海峡入口にはいくつかシャローポイントがあります。
      杭が海上につき出ていますので、離れて航行してください。

    座間味港へのアプローチは、慶良間海峡の安室島南端を交わしてから、北上してください。
      座間味島と安室島北端はシャローなので、ヨットの場合はこのアプローチです。

    に榲臟餽舛ら、慶良間・久米島に向けたフェリー・高速艇が出ており、伊江島から慶良間
     へのアプローチでは、これらの本戦航路を通ることになります。
      各村のHPで時刻表を調べて、なるべくミートしないようにした方が無難です。
    (転載終わり)

    と、すばらしく明瞭な示唆をいただいた。この通り行けば安全だ。

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    08:30 2011年4月21日0830 伊江島出発。海は平穏そのもの。 途中、かなり向かい風が強くなってきたが、そこはボート。途中ヨットを2隻抜かした。

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    12:00慶良間諸島の中に

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    浅瀬に注意。

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    安室島南端を交して・・・

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    座間味の赤灯台。ここまで来れば安心。

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    係留場所は、最初は港の端の隅っこに。ゴソゴソやっていたら、地元の若い人がわざわざバイクで来て、
    「今日はダイビングが休みだからあの桟橋を使ったらいいですよ。」と教えてくださった。
    ラッキー! 緩慢差が大きい時期だけに、岸壁係留には不安がある。

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    13:30 係留を終えて座間味の街へ。特等席だな。

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    座間味の村役場。小さい。

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    14:00 小さなカフェでお茶

    座間味の街はこじゃれた街で、路地裏に小さなお店があり、結構楽しい。僕たちは小さなカフェでお茶(まみちゃんはなんとオリオンビール!)を飲んだ。
    問題は今日、泊まる場所だ。何しろほとんど大型犬と化した「さくら」がいる。室内で泊まってもいいとなるとそりゃあホテルも二の足ふむわなあ。いろいろと電話を掛けたりしてもだめなので、船内泊にする事にした。

    と、その時・・・
    隣の席でひとりで静かにワインを楽しんでいた紳士が
    「僕は今日、沖縄に帰るから、僕の別荘に泊ればいいさー」といってくださった。
    目が点になった。沖縄ではミラクルが起こる。まみちゃんは大喜び。

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     17:50 Tさんを高速艇で見送る。

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    Tさん所有の別荘内部。コンクリートとブロック(RCB)の建造物で、屋根は勾配屋根。南に片流れの大屋根には30センチの土が盛ってあり、涼しい。ブロック造という事もあって中はひんやり感がある。
    この別荘、つい最近まで居酒屋として使っていたそうだ。中がお洒落だった。トイレはちょっと見たことないTOTOの最高級品だ。

    Tさんはヨットにも乗られる方で、海の話に花が咲き、続きは明日、那覇の久茂路で食事する事になった。

    夕食は座間味の古民家のレストランで食事。その若いオーナーに今日の泊まりの場所を話すと
    「それは座間味でも珍しい話ですよ」と。
    「神父さんですか? 神がかりなんで」という冗談も。正直、なんて運がいいのだろう。

    みなさん、ほんとにありがとうございます。

    沖縄には花粉症がない

    花粉症は困りものだ。

    ひどくなると鼻の奥が乾き、ひび割れ、喉や鼻腔から出血がある。
    口呼吸中心となるので、喉が乾きやすく、長時間話をすると口の中がカラカラになりやすくなり、しゃべりにくくなる。
    夜間は唾液不足で歯の健康を損ねる。
    起きているときは思考が中断され、生産性が著しく低下する。

    それで沖縄へ移動する日程を早める事になった。沖縄に来て最初の2日間は花粉症の症状が残っていたが今はまったく無い。

    今日の花粉情報を見ると、
    関東圏はまだまだ花粉が1㎥あたり500個以上の場所がたくさんある。横浜もかなり多い。中部圏もまだまだ残っている。

    これまでこうした日は部屋の中に3台の空気清浄機をセットし、
    外に出ない、
    窓も開けない、
    洗濯物は乾燥機で、
    肉類、卵類、刺激物は食べない
    という生活を強いられる。ひきこもりだ。

    そういう事、一切が、沖縄では不要。
    集中力が回復し、仕事がしやすい。開発したプログラムをアップすればよい。日差しが強いのでそれだけで健康になれる気がする。

    花粉の時期は沖縄に限る。

    恩納村の前兼久漁港に行って来た。

    穏かな日が続く。4月8日から沖縄に入っている。

     4月13日は、沖縄本島の恩納村にある前兼久漁港へ。そこは、伊江島から南へ14マイル。ルキアで3000回転15ノットで飛ばすと約1時間で到着する。

    t_IMG_3522t_IMG_3527前兼久漁港はリーフに包まれていた。入港路は極端に細長い。進入路の外はすぐに浅瀬なので波に囲まれる。途中、やや曲がっているので、夜間だとちょっと危ないかも。初めての港は緊張するが、港の沖合にある赤と緑の2本の杭の真正面にボートを回して直角に入港すれば簡単だった(基本だけど)。航路をちょっとはずれると、波が高いので浅瀬だとすぐわかる。

     t_IMG_3529t_IMG_3530僕たちは新しい港のコンクリート桟橋にルキアを係留して2kmくらい離れている「おんなの駅」というドライブインに行って昼ご飯を食べた。僕はラーメン、まみちゃんは寿司と野菜のてんぷら。久しぶりの外食だった。

    t_IMG_3531 帰りは散歩中にムーンビーチの海に入る。きれいな海岸だ。

     港に着くと、ちょうど国土交通省?の検査だった。漁協の責任者の人が来て、
     「今検査官が来ているから、兄ちゃん、悪いけど食糧調達のための避難という事にしてもらって、すぐに船を出てくれる?」
    と言われた。もちろんルキア号は食糧調達のために避難港として使ったわけで(実際そのとおりのような、そうでもないような(汗))、
     「了解しました。」
     とすぐにルキア号を出した。普段は、前兼久漁港にはあまり係留できる空間がなさそうなので、ムーンビーチのどこかにアンカリングして楽しむのがよさそうだ。

    t_IMG_3536夕方、伊江島へ帰ってきたら立派な伊江島産伊勢海老のおすそ分けがあった。御馳走様です。伊江島はパラダイスです。
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