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長く停滞する台風のため、なかなかルキア号に乗る事ができなかった。豊見城市のセカンドハウスの生活用品もだんだん揃ってきたし、台風の影響で残っていた波も収まってきたので、久しぶりに伊江島に向かった。写真はフェリー「ぐすく」のデッキ。

3連休の初日の朝一番の本部発伊江島行きのフェリーは車スペースは既に予約でいっぱい。今回は徒歩で伊江島内を移動することにした。

今回の台風は大東島の周りを一回りした後、勢力を強めながら本土に近付き、近畿、名古屋に被害をもたらした。日本列島は美しい。様々な恵みを与えてくれる。が、その自然は、時に猛威をふるう。でも僕たちの祖先はそんな自然と共存しつつ、その時々の人類の最先端の知恵を蓄えてきた。そしてこれからも。

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伊江港の船だまりにあるルキア号はこれ以上ない、という台風対策がとられていた。トンブロックを寝かせがんじがらめになっている。まるでガリバーが小人の国で縛られたような景色だ。びくともしない。

久しぶりに間近で見るミノア29DCのハルは美しい。波切りが良く、ハルの中心にエンジンなどの重量が集中しているので波が来ても叩かない。この板を張り合わせたようなハル形状のおかげで横ゆれの納まりもいい。キールとダブル舵はスピードのロスや燃費を悪くする原因にはなるけれども横揺れには強い。だから長さの割には乗り心地が良いと思う。ダブル舵はニュートラルで効きが良く、一軸船内機の船にしては操船しやすい。舵をとりつけるステーがプロペラの保護にもなっていて少々の砂地や泥底なら擦っても安心。(といってもまみちゃんが浅瀬はものすごく嫌がるので、浅いところはほとんど行った事がない)

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船底がきれいに塗装されていた。それもこれもみな機関長のおかげ。ありがとうございます。今年の伊江島は台風の当たり年。島のタバコは壊滅的で、もうタバコを止める農家もあるという。伊江島のフェリーは沖に何日間も非難した。そのため、島ではだんだん食糧が枯渇しつつあったそうだ。忙しいなか、ありがとうございました。

台風が来ると、悪い事ばかりではなく、北の風が運ばれ島の夏がすごしやすくなるということもあるらしい。確かに名古屋の夏よりもずっと涼しくて気持ちがいい。

さくらと海岸で遊んだ。前回と比べると泳ぎが格段にうまくなっていた。
通常の犬かきのイメージとは違う泳ぎ方をする。前足は水面に対して45度くらいの角度で左右交互に横後方に掻く。片腕1ストロークごとに後ろ足は同時にけり出す。鼻・口・目は水面上。結構速い。習っていないのに器用なものだ。

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ちょっと遊んだだけなのに、かなり日に焼けた。確かに気温は低めだが、沖縄の海は日差しが強烈で、日中は海で遊ぶものではない。