朝7:30分のフライトで札幌へ。そこからレンタカーで札幌へ。まみちゃんは週末まで北海道のソフトハウスと打ち合わせや営業で先に札幌に入っていた。お疲れ様。

ちょうど中日ドラゴンズが北海道日本ハムファイターズを破って優勝した直後に北海道入りしたまみちゃん。
「悪いタイミングで<名古屋>から<北海道に来たね>」
と営業先で白い目で見られたそうだ。はは。でも、勝負は勝負ですから。

札幌でまみちゃんと合流した後、ミノア29が繋留されている「マリンウェーブ小樽」へ向かう。ここは石原裕次郎記念館の隣にあるマリーナだ。このマリーナはヨットとボートが半々くらい。ゆったりとしたバース。ボートを見るとやたらグランドバンクスが浮かんでいる。なんだか高級感があふれている。

外はさすがに小樽だけあって肌寒い。船を見る前に、近所の市場内にある食堂に入った。うにといくらで山盛りの海鮮丼を食べる。激安で旨かった。

バースの奥に目的のミノアは繋留されていた。ミノア29は予想以上にいい船だった。まわりの船が大きいので29フィートあるのにこじんまりして見える。パイロットハウスに入れていただいた。ヤマハ32コンバーチブルやポーナム28の室内が豪華な都会のホテルの一室に例えられるならば、こちらは深い森の中の湖に突き出た岬に建てた別荘。フィンランド人の休日の生活のあるべき姿が伝わってくる。

室内はあまり広くはないが、大人5人がゆったりめの椅子に座って海を眺めながらゆっくりと話しをするには十分だ。木製の舵、木製のドア、木製の計器パネルがいい。パイロットシートは船の中央に配置してあり、左右のドアのどちらにもすばやく移動できるようになっている。これならフェンダーの上げ下ろしの度にひやひやしなくてもいい。寝室はバウとスタン側に2室。十分な広さだ。

マリンウェーブのスタッフはこの船のエンジンの整備をして試験航行もしたばかりだそうだ。
「波をつぶして走る感じ。パワーと船体がよくあっていていい船だと思いますよ。」
とのコメントだった。

新艇で購入すればなにもついていない状態で2300万円くらい。最近ユーロがどんどん上がっている。これからも円安基調で輸入ボートは高くなっていくだろう。2005年の登録でバウスラスター、陸電、GPSがついて税別1480万円。お買い得だと思う。でも、そうは簡単にはまみちゃんのOKはでないだろうな・・・。

石原裕次郎記念館に入って、裕次郎とヨットの世界を偲んだ。裕次郎の主演映画「狂った果実」のヨットの船名はLucia(サンタ・ルチアのルチア)だった。