ミノア29とアルビンの仕様を比較してみよう。

表はミノアとアルビンの仕様データを比較したものだ。これを見ると、全長、全幅、喫水だけ見ると両者はほとんど差がないことがわかる。

アルビンの方がパワーがあるがその分、時間当たりの燃料消費量はミノア29のほうが少ない。

意外なのは重量だ。ミノア29にバウとスタンにベッドルームが2室あり、6名が座れるパイロットハウスがついているにもかかわらず、総重量がミノアの方が少ない。アルビンはハイパワーな分、補強などの必要があって重量が増加しているのだろうか。

クリアランス(喫水線から上の高さ)は数値的にはあまり変わらないが、ミノアはパイロットハウスがアルビンよりも大きく、印象ではアルビンの方がより低い姿勢で走る感じがする。同じような性格のボートではあるが、アルビン28の方は車で例えればオープンカーで、ミノアは内装がゴージャスなグランツーリスモといった感じか・・・。

いや、やはり車で例えるのはかえってわかりにくい。アルビンはトーナメントエクスプレスという機種名が示すように、本格的なスポーツフィッシングを楽しむためのボートであるし、ミノアはボートとヨットの中間的な存在で、よりゆったりと海そのものを楽しむといった感じだ。

ただ、ハンドリング(舵利き)はアルビンよりもミノアの方がいいかもしれない。西宮のマリーナでミノア27に試乗したとき、ミノアの操舵性が意外なほどよかったからだ。試乗したミノアは27フィートでアルビン28よりも若干全長が短いこともあるがそれだけでは説明がつかない。まるでインアウトのエンジンを積んだボートのように素直に舵が利く。

ミノアの舵板はかなり大きい。しかもスクリュー放出される水流を挟み込むように2枚ついている。これは喫水を深くするのでその分浅瀬では不利となるが、舵利きには有利に働くはずだ。

もっとも私は昨年の夏に二級小型船舶をとったばかりでまだ10回ほどしかボートにのったことがない新米ボート乗りなので詳しいことはわからない。

波浪時の操船性や港での取り回しなど、今度の回航で詳しくレポートしてみたい。

ミノア29  アルビン28
全長 8.70m 8.63m
全幅 3.00m 3.05m
喫水 0.95m 0.96m
クリアランス 2.85m 2.59m
総重量 3.50t 3.85t
燃料 400l 613l
エンジン ヤンマー6LPA−DTP ヤンマー6LY
出力 260ps 370ps
航行区域 限定沿海 限定沿海
定員 6名 10名

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