昨年の10月12日、ヤマハのフィッシングボートのFR−32EXに試乗した。外洋で安定した船を捜しているということで、浜ちゃんやヤマハのスタッフにアレンジメントしていただいたものだ。

13:00に蒲郡ラグーナに集合。Nさんご夫妻、浜ちゃん、ヤマハの担当者で同上することになった。Nさんご夫妻はベテランのボート乗り。休日はいつも伊良湖水道で青物を釣っているそうだ。

伊良湖は水流の流れが速く、その分身の引き締まったおいしい魚を食べることができる。Nさんご夫婦は伊良湖のつり専門。また伊良湖は突然海が荒れることも多いので、フライングブリッジの船は検討からはずしているとのことだ。

FR−32EXは三河湾内をかなり素直に走る。50cmくらいの波ではびくともしない。伊良湖水道に到着して、船をとめた。まわりにはうようよ遊漁船がいる。水道は船を止めずにすみやかに通過というルールはどうも守られていないようだ。

奥さんは「ちょっと!あそこにナブラ!」とだんなさんの背中をたたく。今日はつりはやらん!ちゅうてんねん。でもまみちゃんも敏感に反応していた。どうしても魚を釣って食べることが頭から離れないらしい。

途中で何度か操船させていただいたが、伊良湖の付近ではさすがに波が立っていて船が左右に振られる。スプレーがフロントウインドウにかかる。FR−32のワイパーは大きく、車のような感じですっきり波をふき取る。

奥さんが
「波を迎えるときは船首を30度くらいにしてね」
と私にやさしく指示。やっているつもりでもそうなっていなかったらしい。とほほ。

Nさんが操船してみたいということで、Nさんに代わる。
向かい波を乗り越える寸前にパワーを絞り、船が滑り降りるときにスピードを増やさないように微妙な調整を行う。
船が安定してパンチングはまったくない。そうなんだあっと思った。
(このブログ読んでいる人、そんなことも知らんかったの?とあきれて物もいえんかも知れませんが・・・)

「いいねえこの船。ときどき舵が片側に取られる癖があるが、これはこの船だけの特徴かもしれない。ほとんど気にならないレベルだけども。もうちょっと内装がいいと完璧なんだが・・・」ともおっしゃっていた。

一軸船内機。GPS魚探、エアコン、バウスラスターとアフトステーションがついているモデル。FR−32EXはフル装備でも1700万円程度で購入できる。かなりの御買い得船ではある。

FR−32EX