まみちゃんはわが社の会長。ぼくは社長ということになっているけれども、実質的に代表権があるのはまみちゃんだ。
普通はかみさんのことは大蔵省というけど、うちの会社の場合はまみちゃんが総理大臣。財務大臣も兼務。だから船の購入はまみちゃんが決定する。

会社のスタッフはまみちゃんつながりで集まった人。僕もまみちゃんに拾われてこの会社にころがりこんだ一人だ。
僕のとなりは左にまみちゃん、右にゆかりちゃん。まみちゃんが仕事先で知り合い、いっしょに仕事をするようになったすごい女性。
最近ではゆかりちゃんのご主人も会社に来て一緒に仕事をするようになった。

製品のこと、開発のこと、販売のこと、船のこと、政治のこと、経済のこと・・・。仕事中は役員?3人で話をしていることが多い。
次から次と話題が変わり、話が終わらない。たいていはまみちゃんやゆかりちゃんに外から電話がかかってきて話が終わる。
そうして相手がいなくなった僕はしかたなく仕事に戻る。

プレジャーボートを購入というと、バブル期の幻影があり、みんな誤解する。
もちろん今でもヤマハ530コンバーチブルやトヨタのポーナム45とか、国産艇でも軽〜く1億円を超えるようなボートがある。
こうしたボートなら2mくらいの波でも恐怖はなく、洋上で極上の時間を過ごせることだろう。
そんな船を購入するのは確かにお金持ちだ。

でもミノア29は新艇でいろいろとオプションをつけても2700万円くらい。ポーナム28G兇癸械娃娃伊円を切る。
ヤマハのFR32になると1700万円くらいだ(この船、ほんと安いよね)。
さらに今回購入したミノア29のように中古ならばもっと安く手に入ることができる。
そうなるとうちのような零細企業で家族経営で地方の会社でも、船を購入して社員一同、海を楽しむことができる。

ミノア29を購入した目的は「屋久島クルーズ」と書いた。
具体的には昨年、社員の家族旅行で行った屋久島にルキア号を回し、社員と社員の家族一同が洋上のアルプス屋久島を海から楽しむことが目的だ。

これが株式を公開している企業ならばそう簡単に船は買えないと思う。