05:45 江差マリーナ出航
08:30 松前港沖通過
09:00 白神崎(北海道最南端)  
09:30 福島港で給油 177L
10:15 福島出発
12:20 大間沖通過
14:00 尻屋崎
16:10 むつ小川原港寄航 パス
17:40 八戸港
18:10 岸壁に係留完了

05:40分。タクシーでマリーナに行くと、江差マリーナでひとり寂しくルキアは待っていた。
荷物を積み込み、さっそく出発。海面は穏やかだった。北海道に来て小樽マリーナを出るとき以来の穏やかさだ。
江差マリーナで寂しげなルキア




今日は海に漁師さんも出ている。こんな日は北海道に来て1日目の数時間だけだった。ゆったりとルキアを走らせているとルキアの前方にナブラが現れた。
「魚がいるんだねえ」
とのんびり眺めながら走っていると、2隻の漁船がナブラのそばに突進してくる。ルキアはそれを見てあわてて回避。
「ナブラを見たら、漁船の動きに注意」
と、覚えておくことに。

でもほんとうに穏やかだったのはそこまで。津軽海峡が近づくにつれて、次第に波がややこしくなる。

北海道最南端の岬+名高い津軽海流+北海道西岸の波のうねり+北海道特有の切り立った岸壁の反射波=ややこしい波。

数々の男と女の歌の舞台となった津軽海峡と日本海と北海道の海。日本を代表するスポットであることは間違いない。
穏やかな日だというのに、この海域は操船が難しい。時折30度以上船体がバンクしてしまう。船内機艇なのに時折ペラが海から出てしまう。
もしも昨日までの40ノットの風があったら、死ぬ。無理をせず江差でストップしておいてよかった。
松前港の灯台



本州最南端の白神岬をやっとのことで通過。無事でほんとうによかった。
最南端白神岬

江差では給油していなかったので燃料が不足している。
松前港は北海道の西岸と南岸の境に位置し、津軽海峡の荒波に面している港。ちょっと自信がないので、福島港に入ることにした。

福島港



福島港はたいへん利用しやすい港だった。ここまで来ると、波もおだやか。
なんなく着岸できた。
ルキアはプレジャーボートだが、手すりに足をかけると漁港の岸壁でも難なく乗り降りできる。岸壁でカップラーメンを食べた後、出発となった。
福島港で給油



後は大間に向かうだけだ。北海道ではほんとうに気持ちがいい人たちと数多く出会った。
嵐の日に着岸できずもたついていたのを助けてくれた漁師の若者
時間外なのに給油してくれて車で送ってくれたガソリンスタンドのご主人
フェンダーを回収するためのカギ竿を貸してくれた60代の「若い衆」
温泉にいくために車を貸してくださった宿のおかみさん
そして、
ほんとうにいい仕事をこなし、命を預けても安心できるルキアを整備してくれた小樽マリーナのKさんSさん。
北海道のみなさんはほんとうに親切です。また来ますからね。

さようなら北海道

大間まで来ると波がたいへん楽になる。本州に帰ってきた。
尻屋崎を過ぎると、これまでに見たことがないようなべたあああとした凪だ。鏡のような水面、湖のような水面だった。
まるで平水。どんどんスピードが上がる。

大間の灯台

青森から八戸はいたるところに魚網が仕掛けてある。養殖?の網も多数。延々と沖まで張り巡らされている。
ほとんどプレジャーボートはいないというのも仕掛けがわかりにくい理由かもしれない。もしこの地域をプレジャーボートで通るならば大いに注意する必要がある。岸から3マイルほど離せば大丈夫だ。

むつ小川原港にいったん入るが、あまりにもプレジャーボートが係留してもいいような雰囲気ではないので早々に立ち去った。
急げば日没までに八戸まで行ける。ということで八戸までルキアを飛ばした。

ルキアは3200回転で海を滑走。3500回転までまわせば19.5ノット出る。決して速い船とはいえないが、あの荒天時の安心感があってこの速度も出せるなら十分だろう。もっともこの先、これほど荒れた海を走ることはないかもしれないが。

ところで、今日、ちょうど青森県の尻屋岬を過ぎてしばらくしたころ、地震があった。
気象庁地震情報

このとき、ほんとうに鏡のような水面だったが、ちょうど地震が発生したころ、水面に細かいさざなみが立った。これって地震なの?
その直前の画像と見比べて見ると違いがわかる。

地震が起こる4分前に偶然撮れた海面地震の15分前