一昨日、まみちゃんは予定通り普通自動二輪AT限定解除の既定である5時間で「みきわめ(検定を受ける技能を修得しているとの評価)」をもらった。まみちゃんにとっては自動二輪の教習は一種のエンターテイメント。スラロームが気持ちよかったそうだ。

最初からMTコースに挑戦するべきだった。自動車とは違い、バイクはMT車の方がクランクや一本橋が簡単だからだ。
AT限定のコースは全部で16時間。限定解除は5時間。あわせて21時間。
自動二輪のコースは全部で20時間。
わずかしか差がない、と思うのが落とし穴。途中で免許の書き換えが必要だし、検定が2回になるので思ったよりも時間はかかってしまう。

スクーター(AT車)は自動二輪の入門ではない。別物だ。
AT車はGマジェスティ。CB400に比べて、重い、小回りは効かない、微妙なアクセルワークが難しく、速度調整が難しい。ATの4時間のアドバンテージはあっというまに使い果たしてしまう。まみちゃんもAT車の免許で16時間のところ、19時間かかってしまった。

考えてみれば、マニュアル車の課題は左足のシフトチェンジと左手のチェンジレバーの操作の習得だけ。クランクや一本橋の課題はむしろ簡単だ。MT車に乗る可能性や大型を取る気が少しでもあるなら、最初からMTコースを選んだ方がいいと思う。

さて、今日はいよいよAT限定解除の卒業検定。恐らく合格するだろう。
12時になって電話が入った。合格だったと思って<おめでとう>と言おうとしたらなんと不合格!!!!。
「すごいショック!」
と言っていた。僕もショックだよ。

後でアルピナで横浜のタイクーンに行き、色々と聞きだすと・・・。
スラロームとか、クランクとか、一本橋はまったく問題なかったらしい。ただ、交通法規ではいろいろやってしまっている。

今日は暑かったので腕まくりしたまま検定を受けようとしたら
「それで乗るの?」と言われたとか。本人はちょっと手首が出ているだけと思ったというが、恐らく減点。

途中で検定官に
「早く行って」と言われたとか。これもメリハリがないということで恐らく減点。

検定の後で、
「発進の時、後見てた?」と言われた。もちろん本人は見たつもり。でも、動作が早いのかな。恐らく、これも減点。
まみちゃんは動体視力が良く、ディスプレイの確認や車の確認は人よりも恐ろしく速い。視野も広い。確認動作が早いのだ。これが良くなかったらしい。検定用の動作じゃなくちゃ。

「針路変更のときの合図とか確認、ちゃんとしている?」とも。3秒前、30m前ルールが徹底していなさそう。

急制動ではちょっと減速が早かったのか、やりなおしをしている。

コースも間違えたとか。コース間違えは減点にはならないが、正しいコースに復帰する再にいろいろやらかして減点されることが多い。他の検定車も多いし。

極めつけは、道路上の障害物を避けるときに、対向車線にはみ出なければ行けないが、ちょうどそのとき対向車線からバイクが来た。停止せずそのままはみ出したら停止命令を受けたそうだ。
「話をしながらゆっくり来るので行ってもいいと思った。」という。ちょっと検定では理由にならない。恐らくここでも減点。
検定が終わったら
「うーん、ちょっと点数が足りんと思うよ」と言われたとか。

ほとんどバイクには乗れて入るとは思うけど、残念だった。しょぼん。受付の人たちも厳しい先生ということで、ひそひそ話で「今度の先生は違うからね」と言ってくれたそうだ。
この学校、検定の合格率は今日も50%以下。同じ日に検定を受けることになった女友達の教習生も落ちた。僕が通った学校は検定では合格が多いが、みきわめをもらうのに時間がかかる傾向がある。どっちがいいかは一概には・・・。