ペーパーキャプテンさんから貴重なコメントをいただいた。

■後進で海草を巻きつける
■浮遊していた太い竹が、ラダーとラダーポストの間に挟まる
■古タイヤがラダーにすっぽりはさまる

こういうトラブルのときは、どうやって対処していいのか、正直わからない。ルキア号に古タイヤが挟まったら、潜ってもナイフでは取れない。タイヤにロープを通して、船首のウィンドラスとかでひっぱるのかな?もっと悪い事態になりかねないかも。悪あがきせずに、携帯でBANか。

ルキア号はダブル舵の船。水流や浮遊物は必然的にダブル舵の間に吸い込まれるように通るわけだから、大きさがピッタリのものなら、挟まりやすい形状ともいえそうだ。バウスラスタもあり、微妙な小回りが効くし、一軸船とはいえ、極めて操船しやすい船だけど。

小樽からの回航ではエンジンが新しかった。今度はどうか。整備は行っているが、やはり故障もありえる。部品は持っていくつもりだが、どうやって交換するのかは・・・正直やったことがない。

これまでのトラブルでは、

1 大洗沖でドン鈍い音がラダーあたりから聞こえたことが1回。波ではない。このときはすぐに停船して調べたが何もなかった。なんだったのか不明。
2 飯岡の漁港の岸壁よりのところをうっかり通ったら、ラダー下部が薄っすらと海底を擦ったことが1回。このときはヒヤッとした。
3 たぶん、木更津だと思うが、ペラに古びたロープの破片のお土産を絡ませて帰って来たことがある。抵抗にはなっていなかったが・・・。

知らない地方に入るといろいろあるだろう。例えば、三河湾の日間ヶ島あたりでは、漁港内でもかまわず潜水している漁師さんがいる。船があるので潜水していることがわかるが、他の地域でも多かれ少なかれ、そういうことはあるのだと思う。

初心者が試行錯誤で操船しているわけだから、かなりの幸運でここまで来れたと思う。

今度夏の西日本方面の航海は、シーズンでもあるし、瀬戸内が中心で、北海道のように波は怖くないかもしれない。でも瀬戸内は漁船、フェリー、貨物船など船が密集している地域。海底も複雑。航路も独特。海流や魚網もあり、危険度は高い。

そのため、無駄に沖合いを走るし、昼間のみの航海なのと、鈍足なので移動効率はあまり良いほうではない。日本の海の歴史に触れながら、みなさんが普通にやっている初心者クルーズをつないでいくという感覚で航海する。陸には移動手段があるので、仕事をやりながらのクルーズとなりそうだ。

安全第一。新聞に載らないように。