横浜から対馬までのロングクルーズを行う場合、やはり船にできるだけ負担をかけないで航行することを考えなければならない。

旅先での故障は厳しいので点検・整備を前もってしておくのは常識としても、トラブルを未然に防ぐためにもできるだけ無理は避けるべきだ。

ルキア号の場合、半排水型(semi-displacement)の船であり、10ノットから15ノットの間でゆっくりと走っても舵利きが悪くなることはない。波やうねりが大きい外洋では船を滑走させることは難しいから、のんびり走るのがむしろ当たり前となる。

エンジンはヤンマー製の6LPA-DTPだ。(これって、ヤマハのOEM製といううわさもあるけど)エンジンの出力表から消費燃料を割り出してみると、やはり効率が良いのは2800〜3000回転かと思う。

このエンジンの特性グラフから計算すると、2800回転の場合、110馬力を発生し、馬力あたり時間消費量は160gだから、時間消費量は17.6kgとなる。軽油の比重が0.83として、時間当たり21リットルの軽油を消費する計算になる。

2800回転ではルキア号の場合、12ノット出る。燃料タンクは400リットルだから航続距離(range)は226マイルとなる。ノルディックタグとかノードヘブンなどの本格的なロングレンジの船に比べると距離が伸びないが、いざとなれば15ノット出すこともできることを考えるとまずまずか。(うーん、中途半端だが、燃費が良くて、波にも強くて、速い船はなかなかないのでしかたがない・・・ん?つきくも艇が該当するか。)

それでも、1日9時間で108マイル進むことができる。この距離だと給油が難しいところも難なく通過することができるだろう。実際に外洋を走っているときはそのくらいが調子いいし、エンジンも静かだ。今回のロングクルーズでは3000回転以下に抑えて走ることにしようと思う。
ロングクルーズの際の燃費計算