プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から沖縄までのクルージングも成功、様々な寄港地での人情をご紹介。

旅情報

散歩して 昭和の街に 癒される

夕方、近所の横浜元町まで散歩した。

今年の3月に名古屋から横浜に引越して以来、まだ一度も来た事がなかった街だ。そういえば、中華街は引っ越して以来一度も訪れていない。
案外、生活するようになると観光スポットというのは来ないものだ。

元町までは家から歩いて20分くらい。
いろんな店があるのでかなりいろいろと楽しめる。

最初に東京に事務所を開いたときはお台場のSOHO支援のビルだった。
買い物するのに非常に時間がかかった。

次に開いたのは芝浦。
高機能の高層マンションはそれなりに便利だったが、街に生活感が希薄といえば希薄だった。

そして横浜。

夕暮れ時、石川町の狭い商店街を歩いていると近所のこどもがおばあちゃんに向かって元気な声で
「ありがとう!!」という。
「どういたしまして」
というおばあちゃんの声。子どもはその声を背中に聞きながらなにやら手にぎゅっと握り締めて走り去っていく。
しばらく歩くとコロッケ屋。カップルが買いに来て
「たまねぎとお・・・・」
と注文。揚げたての手作りコロッケが買えるらしい。


石川町駅



昭和な日本らしい風景。こういう風景が芝浦にはなかったなあ。

元町ではたいていの衣類が買えそう。名古屋と神戸ではちょくちょく購入していた革製品のキタムラもあった。ここが本店?

横浜元町横浜元町 (1)



横浜元町 (2)キタムラ

プレゼンの合間に田尻漁港の見学

仕事で大阪の関空のそばの自治体へ行った。関空から羽田までは時間がかからない。

今日の仕事は競合他社とコンペ。フロアーからいい質問をしてくださったので楽しかった。

プレゼンの合間に、会場の側に田尻港があったので、歩いて見に行った。(ちょっと余裕)漁師さんらしき人が
「視察?」
とまみちゃんに声をかける。いろいろな方面から「視察」の機会が多いのかな。

千葉県の保田のように、漁港で採れた魚を焼いて食べるようになっている。また、バーベキューガーデンなるものがあって、いろいろ楽しめるようだ。


バーベキューセンター田尻マリーナ田尻海洋センター





田尻マリーナは青木ヨットの経営らしい。ヨットの方が多い。平日ということもあって、人気がないマリーナだったが、ヨットも、PWCもたくさんある。

ルキア号で瀬戸内海を戻ってきたときに、ここに船を一時的に預かってもらえれば、飛行機で東京にもどったり、また船をとりに行ったりするには便利なのかもしれない。
さすがに仕事だったので、いつものEOS Kiss Fを持って行ってないので、携帯で撮影。画質がしょぼくて情けない。


田尻漁港田尻漁港2地図


伊豆 修善寺

修善寺に仕事に行った帰り、観光コースを回った。2002年にできた日帰り客も入れる「筥湯(はこゆ)」に入ってきた。温泉の泉質は良く、なかなかいい湯だった。

修善寺といえば弘法大師。弘法大師といえば空海。空海といえば遣唐使。

街の真ん中を流れる桂川の「独鈷の湯(とっこのゆ)」は、移設中の大工事。この温泉も時代と共に姿を変えていく。

空海の乗った船が唐に行くときも、帰ってくるときもたいへんな目にあったということは子どものころに習った。
ミノア29で東シナ海沿岸部を航海するのは今でも怖いよ。

WIKIPEDIAで調べてみると、806年、空海が唐からの帰路で遭難したときは、五島列島福江島玉之浦の大宝港に流れ着き、「大宝寺」を開いたということだ。

今度九州の海に航海を計画中だが、遣唐使の気分を少しでも味わうため、五島列島に寄り、弘法大師が開いた「大宝寺」にも寄ってみたくなった。

弘法大師の開いた「修善寺」で仏教の伝来に想いを馳せる。
日本人はいたるところで深い水脈で繋がっている・・・。

修善寺赤橋竹林の道



お茶箱湯橋2


太陽の季節

これまで一度も読んだことがなかった石原慎太郎の「太陽の季節」を文庫本で取り寄せ読んだ。

映画の「ALWAYS三丁目の夕日」で芥川賞を夢見る作家の<茶川龍之介>の
「ぼかあ、石原だの大江だの現代日本文学に失望しているんだよ」と飲んだくれて言う台詞があった。
ボートに乗るようになって、鳥羽パールレースの石原について師匠からいろいろ聞かされた。
これでは石原慎太郎の芥川賞受賞作品「太陽の季節」を読んでいないでは済まされないだろうということで読んだ。

戦前、戦後を通じて企業が成長し、サラリーマンでも高級を取って裕福な家庭の人たちが現れてきた。
そうした人たちがヨットとか葉山に別荘を持ち、その子弟たちはそれまでの日本にはなかったライフスタイルを送るようになる。
と同時にマリンレジャーの市場が徐々に広がっていった。
この問題小説の文学的価値についての論議はさておき、この小説によってマリンレジャーが爆発的に広がり、定着したきっかけになったのは確実だ。
それはすごいことだと思う。

「太陽族」という行動様式の人たちが当時実在したということは、作者自身の内面が外に出まくった小説だということだ。
読んでいて恥ずかしさを禁じえない。がそこに文学としての価値もある。とても自分はあそこまで赤裸々に自分を表現するのは難しい。

その点、まみちゃんはこのブログで次々と奇妙な生態が暴かれてしまっている。かわいそうに。

この世には海を好きになる人間とならない人間の二種類がある(師匠)

師匠のヨットに最初に乗せていただいたときに、僕は師匠にヨットの上で上記のように問われた。
師匠は単に海が気に入ったのかを聞いているのか、それとも海ということばを全面に出しながら、本質的には
「お前は俺(師匠)が好きなのか」
と<暗喩>で僕に問いかけているのか・・・を考えるまもなく、僕は
「う、海、好きです。好きです。はい。」
と答えていた。一瞬の<間>を空けてしまったが・・・。どうも師匠はスキンヘッドだし、目がギョロメだし、顔のホリが深いし、声が大きくよく通るのでビビる。ここで
「海きらいです。」
と答える度胸があるやついましぇんから、師匠! でも僕はどちらも好きですよ。海も師匠も。

ヨット乗りにとってメンバーを集めるのは師匠といえども苦労するらしい。
特に師匠のヨットはレーサーで42フィートもあるフランス艇なので、本当の面白さはやっぱり少人数では引き出せない。
また今度、ヨット乗せてくださいね。
でも、本当は02:00時出港準備は暗いし眠いし心細いです。風が強すぎるのは怖いです。冬はやっぱり寒いです。海、好きですけど・・・。

なんでも、今度の回航には師匠は新幹線ではなく、飛行機で追っかけてくるとの噂だ。風の便りで聞いた。怖い。

船は冬の曇り日でも日焼けする

まみちゃんが
「シミがあ・・・シミがああ・・・・」とPCに向かって話しかけている。
WEBカメラで自分の顔をPCに映し出してぼーぜんとしながらつぶやいていたのだった。
先日のシーレイで行った鳥羽のボートで紫外線にやられて日焼けしたらしい。ぼくも顔が赤くなりヒリヒリしている。
以前の白い顔を画面に呼び出し、カメラに白い顔が映っているかのように見せかけても、実際の顔は白くはならん。かわいそうに。

先日の鳥羽クルーズは曇り日。日が差したことは一度もなかった。にもかかわらずやっぱり日焼けするのだ。海は。

気象庁関係のサイトで調べると紫外線量は
1 薄曇り  快晴時の約8〜9割
2 曇りの日 快晴時の約6割
3 雨の日  快晴時の約3割

あの日は海上に4時間近くいた。冬場でも紫外線量は相当ある。海上は反射光が顔に当たる。しかも日陰はいっさいない。
スキーに比べればたいしたことはないとはいえ、海をなめたらいかんぜよ。

ビデオ撮影は難しい

船の動画の撮影はなかなか難しいものだ。人を感動させる映像を作る人の凄さが良くわかった。
自分たちは結構、いっしょに旅行とかに行っているが、写真とかビデオはこれまでほとんど撮ったことがなかった。
まみちゃんと海外旅行に行くと知らない土地で面白いことが次々に起こるので、僕たちはビデオを撮っている暇はなかった。
だからビデオについては超超初心者ではある。

昨日は海上で動画を撮影したがカメラはシーレイ230DAの船上で極端にぶれ、写せるのは海と空ばかりで島は小さく、見てもよくわからない。
XactiCA65のように防水デジタルビデオでなければ恐らく持って行くのも嫌になったと思う。

ビデオを編集をしてみたが、やはり面白くない。まあ、面白くないビデオが編集で面白くなるわけがないけど。
シーレイ230のような腰高のオールラウンドは他の船から撮影するのがベストで、船の中からだと体が揺れて撮影にならない。
ミノア29ならば揺れがすくないことと、バウデッキでの撮影が楽なのでいろいろと面白そうなシーンが撮れそうだ。

XactiにはAdobeのPremiere3.0が添付されていて、編集作業そのものは快適にできる。
インターネットにアップするための変換も簡単だ。さすがデジタルだ。

停泊はマリーナを選ぶのが基本方針

もちろん波浪などで避難する必要があるときには漁港も利用しなければならないが、夜間停泊はできるだけマリーナを選ぶ方針だ。マリーナを停泊地に選ぶのは漁船になるべく迷惑をかけないように、というだけではなくいろいろ理由がある。

理由としては
1 マリーナと魚港では桟橋の高さが違い、漁港ではプレジャーボートに傷をつけやすい
2 繋留がやむを得ず長期化する場合にマリーナのほうが問題が少ない
3 ボート用の部品の調達や修理が行いやすい
5 漁港はノリ網とか定置網などが複雑に設置されている
など。私のように初心者ボート乗りは離着岸でもたもたつき、パニックって船にぶつけたりアンカーロープを引っ掛けたりしないとも限らない。ああ、怖い。

でも地元の観光スポットやおいしい店情報など漁師さんの話を聞く機会があればそれも楽しいので、給油・給水・食事は必要に応じて漁港で行う。こんなとき、いろんな人に陽気に声をかけて話ができるまみちゃんがいるから安心だ。漁港に停泊することになったら活躍してもらおう。

そんな話しをしたら、まみちゃんは漁師さんとおいしくお酒が飲めるようiPodで「津軽海峡冬景色」や「舟歌」を本気で練習している。う、うまい。でも、道で歩きながらiPodをしながら歌うのはやめてほしい・・(汗)。
iPodで津軽海峡冬景色

映画フラガールの舞台となった「ハワイアンセンター」に行ってみよう

映画フラガールを家族3人で見た。よかった。3人とも泣けた。いわきの常磐炭鉱閉鎖と町おこしとしてできた「ハワイアンセンター」の実話がもとになっているそうだ。昭和40年にハワイアンセンターをつくり、地元の人をフラガールとして採用する。なんともすごい企画だ。

ところがハワイアンセンターは成功し、現在でも「スパリゾートハワイアンズ」として現存しているらしい。

グーグルの地図で調べてみると、いわきサンマリーナ(おなはま海の家)から近いことがわかった。そこで、回航の際に寄港してハワイアンセンターを体験してみることにしよう。

フラガール

準備が始まる

海難事故の確率は車よりも圧倒的に高い。波のすぐ下でも上から見えない。FRPでできたボートは暗岩にぶつければ割れる。漂流物で船体に穴も開く。燃料切れは場所によっては生死にかかわる。転覆すれば海にほおりだされ、海に浮かんでいても長くは生きていられない。見張りを怠るとあっという間に船舶同士で衝突する。くじらにぶつかったというのもあった。やはりボートの旅は冒険だ。

日本1/4周に近い大回航は慣れた人でもやはり気合が必要だ(あんまり慣れた人いなさそうですけど)。ましてや、購入して初めての船をいきなり北海道から愛知県までかよ!という話だ。楽しい旅にするにはそれに見合った十分な準備をする必要がある。

北海道小樽から愛知の距離はどういう距離だろう。日本水路協会の「港湾案内」を購入して調べてみると、沿岸を伝っていくとだいたい1200マイル以上ある。
フェリーならば昼夜ぶっ通しで走って40時間。プロの回航屋さんなら4日の距離だ。ならば私たちは10日前後かけて回航することにする。場合によっては20日かけてもよい。無理をしないことが私たちのルールだ。

装備品の差がまさかの時に明暗を分ける。春の北海道や三陸海岸は霧が出るとのことなので、全国版のGPSや詳しい海図、港湾案内やレーダーもほしい。インターネットをするためのモデムもPHSと携帯の2種類を用意しよう。その他、ロープや予備アンカー、生活用品など細かい装備品まで含めればいろいろと準備したいものがある。
私たちの目的はあくまでも<旅>。港に停泊したら、現地のホテルや温泉、観光地など、いろいろ情報も集めておきたい。

1級免許もこの際とる事にした。回航には必須ではないが取得しておくことに越したことはない。これからの数ヶ月は予備演習や装備をそろえることにオフタイムは費やされそうだ。
浜ちゃんが言っていた。
「船の旅は出航する前から始まっているんですよ。」
購入した「プレジャーボート・小型船用港湾案内」
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