プレジャーボート航海記

Minor29で行く日本沿岸の旅。Minor29の購入から北海道〜横浜ベイサイドマリーナまでの回航・港・観光・宿泊情報。横浜から沖縄までのクルージングも成功、様々な寄港地での人情をご紹介。

ミノア29の特性

    LINUXとミノア29

    LINUX
    このことばを聞いた人は多いと思う。
    マイクロソフトのWindowsに唯一対抗できるOSだ。
    僕の会社の次の主力製品もLINUXを使って開発した製品だ。

    このLINUX、「フィンランド」の学生が無償で開発したOSだ。
    それに世界中の技術者が賛同し、無償でどんどん開発を続けている。
    ついにはマイクロソフト社も脅かすような存在になってしまった。
    コンピュータの基本ソフトはかくあるべしと思う。

    いわゆる「生産消費者」の時代を象徴する事例といえる。
    フィンランド人ってムーミンを連想するけど、決してのんびりほのぼのだけではない。
    発想とか行き方がいいなあと思う。

    フィンランド。数学世界一。すごい。
    ミノア29はフィンランドの小さなボートメーカが生み出した。
    ミノアの魅力はそうしたフィンランド人の生き方と決して無縁ではない。
    ボートを使ったライフスタイルの質をじっくりと追求する。
    決してものづくりにおいて妥協をしない。
    「今」という時間をとことん大切にしようとする精神がミノアのボートには溢れている。

    ミノア29の中・低速の走りは出色

    ボートは巡航時よりも低速時の取り回しに苦労する。
    滑走型のボートの場合、滑走前は波の抵抗を受けバウ(船首)がグッと上がり前が見にくくなる。
    デッドスローの際や後進時に船のくせはさらに顕著になる。

    車の場合には徐行の際にいきなり難しい挙動になるということはない。そこが初心者が面食らうところだ。
    みんなが注目している桟橋で、徐行してゆっくり船を操作しているのにうまく船を操れない・・・。悲しいことだ。

    ミノアはデッドスローや低速時の走破性が安定していて楽しい船だ。走り出してそのことは最初にわかる。

    ミノアにはスケグがついている。
    スケグとはラダー(舵)の前にについている三角の板状のもの。飛行機の場合に例えれば垂直尾翼だ。
    機能は船の姿勢を安定させること。横からの波や水流の流れで低速時には船は簡単に姿勢が乱れる。それを抑える働きがある。
    あまりスケグが大きくなりすぎると抵抗が大きくなり、遅く、燃費が悪い船になる。
    どのあたりの大きさが妥当なのかはそれこそ僕にはわからないが、このスケグがミノアの低速時の安定に寄与していることはわかる。

    ラダーが2枚あることも大きいと思う。
    プロペラから流れ出た水流が2枚の長いラダーにはさまれ、ステアリングによってラダーが左右に動き、ラダーにはさまれた水流が左右に振り出される。インアウトドライブ船でみられるような水流となる。他の一軸船内機の船とは違ったステアリングの反応性の良さを見せる。

    もちろんスケグと2枚のラダーの代償として高速時には抵抗が大きくなることが予想される。
    だが長距離を楽に安全に走りたいという目的からしても、高速性能よりも15〜20ノット付近の安定性や快適な走り方が重要だ。
    ゆったりと海を楽しみながら、でもヨットよりは気軽に、手軽に遠くにいける・・・。そうした性格の走りをミノア29は僕たちに与えてくれる。

    小樽から回航するときには見張りをかねてまみちゃん、徳ちゃん、師匠と4人でバウデッキに座り、
    オートパイロットのリモコンを首からぶら下げてときどき船をかわしながらのーんびりと船旅を楽しんで走りたい。

    ミノア29はにはいろいろなタイプのエンジンを選べるがこの船に搭載されているエンジンはヤンマーの260馬力。
    選べる中では最も低出力のバージョンだが、このエンジンはミノア29にはベストチョイスなのかもしれない。

    PS
    浜ちゃんから
    「一級免許が届きましたよ。」
    と携帯に連絡があった。今度の3連休に乗るときに差し替えてくれるそうだ。やっぱりスクールで一級の試験を受けると便利だ。

    限定沿海

    ルキア号は「限定沿海仕様」だ。「限定沿海」はインターネットで調べると<平水>から最強出力で往復2時間以内の距離という意味だ。
    ということは伊勢湾・三河湾の場合、神島〜伊良湖ラインの先20海里ぐらいまでいけるということになる。
    沿海区域の<デイクルージング>はこの仕様で十分ということだ。NTPマリーナ高浜のスポーツイベントに参加することもできる。

    だがルキア号を購入した目的は「屋久島クルージング」だ。今のままだと、屋久島へはいけない。

    まずルキアを「沿岸小型船舶」に変更し、沿岸から5海里のベルト海域を自由に航行できるようにする。これで北海道・本州・四国・九州はどこでも行ける。
    屋久島は5海里ベルトでつながっていないところがあるため、行くときだけ「船舶保安臨時航行検査申請」をすることにする。
    鹿児島と種子島がつながっていない。種子島と屋久島はつながっている。おしい。

    沿岸小型船舶への変更はNTPマリーナ高浜に帰ってきてからじっくりと取り組むことにしよう。
    それにしても、法律はややこしい。沿海仕様に変更するための規制もいろいろと矛盾があるようだ。

    プレジャーボートの交通費

    小樽からNTPマリーナ高浜まで日本1/4周の旅、10日間となる。

    ヨットなら10日間はやはり難しい。ヨットは巡航で5〜9ノットとなるので3・4倍の時間がかかる。僕たちは現役世代なので仕事の関係でどうしても時間的な制約がある。1ヶ月以上仕事を休むことは不可能だ。より短時間でダイナミックな船旅を楽しめるボートは魅力的だ。

    反面、ヨットの場合だと100リットルもあれば楽に東京から愛知くらいまで機走できる。帆走だけならば燃料はかからない。

    今回の大回航、いったいどれくらい燃料代がかかるのだろうか。
    日本4分の1周を約1200マイルとする。プレジャーボートの場合、平均20ノット、時間消費量40リットルとすると

    軽油消費量=1200(マイル)/20(ノット)×40(リットル/時間)=2400(リットル)

    ということになる。ミノア29はどれくらい消費するだろうか。燃費を計算すると、軽油1リットル130円としても312,000円となる。船の場合免税できるので約半額にはなるが、ひどくエコノミー(エコロジー的には話にならないのでごめんなさい)ではない。

    ミノア29の場合は船型およびシングルエンジンでかなり燃費が良く(その代わり遅いけど)、25リットル/時間で16ノットくらいかもしれない。とすると・・・

    軽油消費量=1200(マイル)/16(ノット)×25(リットル/時間)=1875(リットル)

    免税を受けても日本4分の1周で15万円ほどはかかりそうだ。まあマリーナ泊でミノア29の中で寝ればかえって安上がりの旅行にはなるけれども。
    もっと燃料消費が少ないボートができるといいが、やはりリタイアしたらヨットになるか・・・。

    ミノア29WRの動画(メーカープロモーション)

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